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滋賀レイクスターズ、新潟に1勝1敗 デニスHC「チームの成長見せることできた」

21日14得点、22日16得点の齋藤拓実選手 22日は3ポイント、2ポイント共にシュート確率100%

21日14得点、22日16得点の齋藤拓実選手 22日は3ポイント、2ポイント共にシュート確率100%

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスターズは12月21日・22日にウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催された2019-20シーズン第13節で新潟アルビレックスBBと対戦した。21日に惜敗したが、22日に辛勝。滋賀は10勝13敗で西地区4位。上位2チームがチャンピオンシップに出場できるワイルドカードで5位に浮上した。

21日11得点17リバウンド、22日16得点16リバウンドのジェフ・エアーズ選手

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 21日は1クオーター(Q)、クレイグ・ブラッキンズ選手や狩俣昌也選手の3ポイント(P)シュートが決まり、25-16とリードするも、パスミスやターンオーバーから徐々に新潟ペースに。滋賀のショーン・デニスヘッドコーチが「ディフェンスがアグレッシブに行けず、相手に気持ちよくシュートを打たせてしまった」と振り返ったように、3Qだけで25失点。シェーファーアヴィ幸樹選手のバスケットカウント(得点が認められさらにフリースロー)などで追いすがるも、74-78で敗戦。

 22日はパスミスから新潟の五十嵐圭選手にシュートを決められるなど、ターンオーバーが目立ち、シュート確率も悪く1Qは12-19で7点ビハインド。2Qは滋賀のゾーンディフェンスが新潟を苦しめ、新潟は7分間無得点。25-28と点差を詰めて前半を折り返す。

 ロースコアの前半から一転、点の取り合いとなった3Qは齋藤拓実選手のアシストから得点を重ね、齋藤選手自身も得点し、滋賀が逆転。新潟の五十嵐選手、今村佳太選手に3Pを決められ、再逆転を許すクロスゲームとなり、51-47と4点リードで最終クオーターへ。滋賀が得点すると新潟が得点し、接戦が続くも、高橋耕陽選手が3Pを決め、齋藤選手がスチールからの速攻で得点し、直後に3Pシュートを決め残り3分26秒で10点リードする。しかし、ターンオーバーから新潟に得点され、滋賀のファウルも重なり、点差を詰められる。残り25秒、ジェフ・エアーズ選手が5ファウルで退場し、新潟の柏木真介選手がフリースローを決め、68-67と1点差に。「ファウルゲームにしない」と決めた新潟の意思統一が図られず、残り6秒にラモント・ハミルトン選手がアンスポーツマンライクファウルをすると、直後にニック・パーキンズ選手もファウル。狩俣選手とブラッキンズ選手がフリースローを確実に決め、72-67で滋賀が逃げ切った。

 デニスヘッドコーチは「昨日より今日はチェンジングディフェンスがよくできていて、相手を困らすことができた。オフェンス面でも自分たちのプランが遂行できた。ハーフタイムで考えすぎてやっているから、シンプルに自分たちのバスケットボールをやろうと指示した。それが後半45点取れた結果につながった。ジェフの退場後、チームが成長を見せることができた。昨日はリードしているときに不安になったり、考えすぎたりしてしまったので、リードしているときにもアタックし続けるバスケットを心掛けるよう指示した」と話した。

 22日、16得点でシュート確率が100%の齋藤拓実選手は「悪い時間帯も我慢して続けたことが勝ちにつながった。昨日の試合の反省でボールをちらつかせたほうがいいと思ったが、最初はミスが出た。後半はボールを回すことに意識してよくなった。昨日はパスカットに行き過ぎて、自分のオーバーヘルプのせいで五十嵐選手に得点を決められたので、今日は気を付けた。個人の数字(スタッツ)は考えていない。チームが勝てるように貢献できて、結果的に数字が伸びればいい」と話した。

 21日17リバウンド、22日16リバウンドのエアーズ選手は「自分がリバウンドをすることで、チームメートに自信を持ってシュートを打ってもらいたい。今まで『勝ち癖』のあるチームで経験してきたことを皆に伝えている。勝つためにはアグレッシブにディフェンスすること。オフェンスではチームのシステムを信じて戦っていくこと」と話した。

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