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琵琶湖博物館で干支のネズミ企画展 最小のカヤネズミと最大のヌートリア展示も

最小のネズミ「カヤネズミ」の剥製 C展示室では生きているカヤネズミを見ることができる

最小のネズミ「カヤネズミ」の剥製 C展示室では生きているカヤネズミを見ることができる

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 干支(えと)のネズミに関する展示「2020干支展 ねずみ!子!ネズミ!!」が琵琶湖博物館(草津市下物町)で開催されている。

「ネズミの重さ比べ」で遊ぶ子どもたち

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 同館入り口近くのアトリウムでは、三井寺の僧・頼豪の恨みから生じた鉄ネズミが延暦寺のお経を食い荒らしたという伝承が書かれた1851(文化12)年に発行の「近江名所図会」や、蒔絵(まきえ)や輪島塗の筆に琵琶湖の木造船に住む「ふなねずみ」の毛がいいといわれていたことなど「ネズミと人との関り」について展示している。草津市の伝統野菜「山田ねずみ大根」や観音正寺(近江八幡市安土町)の「ねずみ岩」などの県内のネズミにまつわるスポットも紹介。ネズミがかじったことで「梁田」が「小田」になったといわれる米原市小田(やないだ)の地名についての文献も展示している。

 子どものための体験室「ディスカバリールーム」では外来種の大型ネズミ「ヌートリア」の剥製を展示。滋賀に生息する9種類のネズミの重さを比べができる玩具で子どもにネズミを身近に感じてもらう工夫も。琵琶湖の景観を紹介する「C展示室」では9種類のネズミの剥製や、日本最小のネズミ「カヤネズミ」を9匹飼育展示。同館学芸員の金尾滋史さんは「昔からネズミは人との関りが深く、カヤネズミのように『かわいい』と言われるネズミもいるが、『怖い』『汚い』と言われるネズミや、毛皮や筆に使われたネズミもいる。ネズミと人との関りを知ってもらえれば」と話す。

 開催時間は9時30分~17時。観覧料は、大人=500円、大学・高校生=300円、中学生以下無料。1月19日まで。

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