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「八村世代」の「#ボールを繋げ」動画 陰の立役者は滋賀レイクススタッフ

滋賀レイクスターズのシェーファーアヴィ幸樹選手(1997年代#ボールを繋げより)

滋賀レイクスターズのシェーファーアヴィ幸樹選手(1997年代#ボールを繋げより)

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 ユーチューバーの「ともやん」さん(Lazy Lie Crazy)が5月13日に公開した「#ボールを繋(つな)げ」動画が話題になっている。

滋賀レイクスターズの前田怜緒選手(1997年代#ボールを繋げより)

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 新型コロナウイルスの影響で全てのプロスポーツが中止になり、学校の休校が続く中、プロバスケットボール選手がボールをパスする動画「#ボールを繋げ」をSNSで公開する動きが盛り上がりを見せている。藤井祐眞選手(川崎ブレイブサンダース)らの1991(平成3)年生まれや田渡凌選手(横浜ビー・コルセアーズ)らの1993(平成5)年生まれ、前田悟選手(富山グラウジーズ)らの1996(平成8)年生まれなど、学年ごとにパスをつなぐ動画が公開されている。ともやんさんが公開した1997(平成9)年生まれの「#ボールを繋げ」が公開2日で27万回以上再生され、注目を集めている。

 動画には寺嶋良選手、中村太地選手(以上京都ハンナリーズ)、平岩玄選手、笹倉怜寿選手(以上アルバルク東京)、松脇圭志選手(富山)、大崎翔太選手、納見悠仁選手(以上島根スサノオマジック)、盛實海翔選手(サンロッカーズ渋谷)、中村浩陸選手(大阪エヴェッサ)、前田怜緒選手、シェーファーアヴィ幸樹選手(以上滋賀レイクターズ)、増田啓介選手(川崎)、ナナーダニエル弾選手、牧隼利選手(以上琉球ゴールデンキングス)のBリーグ選手と、NBAワシントン・ウィザーズ所属の八村塁選手が出演している。

 3日にともやんさんがツイッターで「97年代でボールを繋げやりたい」(原文ママ)とつぶやいたのを見た滋賀レイクスターズのスタッフ・佐々木美蘭さんがすぐにともやんさんにDMを送り、面識のある選手に声を掛けて実現した。

 佐々木さんも同じ1997年生まれで、2019年度まで大東文化大学男子バスケットボールのマネジャーをしていた。2018(平成30)年には22歳以下の日本代表のマネジャーをしていた経験もある。佐々木さんは「以前から1997年代で『#ボールを繋げ』をやりたいと思っていたが、きっかけがなかった。ともやんさんのつぶやきを見た瞬間、同世代に知り合いの多い『私がやるしかない』と思い、選手に電話を掛けて参加をお願いしたら、快諾してくれた。寺島選手はほかの年代の動画を見て、『こんなことがあるかもしれないと思ってボールを買った』と言ってくれた。ともやんさんに連絡を取った2時間後には1997年代の選手のLINEグループが完成していた」と振り返る。

 動画の最後に登場する八村選手については「この世代は『八村世代』と言われているので、出演してほしいと思った。駄目元で声を掛けてもらったら、快く引き受けてくれてうれしかった」と話す。

 佐々木さんは「アスリートを心配する声もある中、次のシーズンに向けて前向きに頑張っている姿を見て、バスケ界だけでなく、皆を勇気づけられる動画になれば」と話す。

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