近畿地方限定の宿泊プラン「stay local save local」とテークアウト「SETRE at home」が6月1日、セトレマリーナびわ湖(守山市水保町)で始まった。
古株牧場のブルーチーズとレイクスファームの季節野菜のパスタを自宅で作ることができる
同ホテルは琵琶湖岸にあり、滋賀県産の食材を使った料理を提供している。新型コロナウイルスの影響で4月20日から5月6日まで休業していた。運営会社のホロニック事業企画室の舩木久美子さんは「地域の生産者が作った『地域の宝物』である食材がフードロスとして破棄される運命にあり、やるせない気持ちになった。大切な食材を破棄しないために企画した」と話す。
宿泊プランは近畿2府4県在住の人限定。客室稼働率を半数程度にして換気や消毒、夕食は野外バーベキューにして密集を避けるなど新型コロナウイルス対策を取る。舩木さんは「遠出ができない中、近場で地元に宿泊してもらいたいと考えた。星野リゾートの星野佳路社長が提唱した『マイクロ―ツーリズム』と同じように、地元の魅力を発見いただき、感染拡大を防止しながら地域経済を両立する観光など、新たな旅の在り方を提案していきたい」と話す。
「SETRE at home」は、地元産の食料を使い、ホテルのシェフが作った料理を提供する「Take Out SETRE」と、食材とレシピを提供する「SETRE Kitchen」を実施する。「Take Out SETRE」は近江牛のローストビーフ重(1,800円)、シェフ特製サンドイッチ(1,500円)、SETREヘルシーランチBOX(1,500円)を提供する。「SETRE Kitchen」は古株牧場のブルーチーズとレイクスファームの季節野菜のパスタ、レイクスファームの季節野菜と生ハムの米粉ガレット、中村養鶏場の赤玉オムライス 近江牛のハッシュドビーフソース(以上5,000円)の材料とレシピを提供する。
地元の魅力を再発見して、小旅行を楽しんでもらいたい。ホテルの中で、地元の魅力に触れていただける食事やコンテンツなど、ホテルで過ごす時間を大切にしてもらえるような空間を用意した。安心して来ていただければ」と呼び掛ける。
宿泊プラン「stay local save local」は9月30日まで。テークアウトの「SETRE at home」は土曜・日曜限定販売。要予約。