コワーキングスペース「草津BASE」(草津市西大路町)が7月1日、オープンした。運営はテナントショップ。
席数は12席で、席は固定。施設内にはプリンター、ファクス、スキャナーを設置し、Wi-Fiを完備する。ポスト付きロッカーもあり、法人登記も可能。
テナントショップの水野清治社長は「企業理念にしているのは『三方よしのまちづくり』。まちづくりには、店、働く人、住む人のバランスが大事だと考えている。草津には都会にはない面白さがある。自然もあり、生活インフラも整っていて、生活にもビジネスにも便利な街。独立開業したくてもオフィスを借りるには多額の費用が掛かり、断念している人もいるのではないかと感じていた。気軽に独立開業して、滋賀や草津に貢献してもらえるようにコワーキングスペースを作ることにした」ときっかけを振り返る。
新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が増えていることを受け、「在宅勤務と会社の中間的な場所として利用していただいても」と、1つの机をシェアできる「シェア会員」も設定した。シェア会員は5人まで可能。1つの机を同時利用はできない。水野さんは「会員間のコミュニケーションを通じて、地域コミュニティーをつくることが目的。草津駅前で立地もよく、フリーランスやサイドジョブを始めたい人にも利用してほしい」と話す。
水野さんは「テナントショップはテナント物件専門の仲介業をしているので、コワーキングスペースを卒業して事務所や店を構えたい人にはテナントを紹介できる。次のステップの応援もしていきたい」と話す。
利用料金は月額1万5,000円~。営業時間は7時~11時。当面は一時利用は行わない。