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草津の主婦がオンライン防災クッキング 「普段から作ることが防災訓練」

オンラインで防災クッキングをする参加者

オンラインで防災クッキングをする参加者

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 草津市の主婦の呼び掛けで「オンライン防災クッキング」が1月14日に開催された。

全てポリ袋で調理した「防災クッキング」

 子育てサークルをはじめ、地域活動を多数行う大塚佐緒里さんと「住まいと防災」のまちづくりを考えている柿本りえさんの呼び掛けで行われた。大塚さんは新型コロナウイルスの影響で人と集まることが難しくなった2020年4月、アウトドア体験を通して「もしも」のときに役立つ情報交換を行うLINEグループ「おそとあそび」を立ち上げた。今年1月にアウトドアクッキングを予定していたが、感染拡大防止のためにZoomを使った自宅での防災クッキングに切り替えた。

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 LINEグループのメンバーに呼び掛け、草津市と大津市の親子5組が参加して、電気、ガス、水道が止まった状態での防災クッキングを実施した。カセットコンロを使い、ポリ袋に材料を入れてオムレツ、ご飯、ハンバーグ、カボチャ煮などを作った。

 大塚さんは「防災クッキングを経験したことがあると、いざというときに慌てずに済む。災害時には防災レシピを検索する電気もないと思うので、普段から作ることで防災訓練にもなる」と話す。オンラインで実施したことについては、「住んでいる地域はマンション住まいの人が多い地域なので、自宅で避難生活を送る人が多いと思う。オンラインでつなぎ、自宅で防災クッキングをすることで、実際に自宅でどのようにすればいいかのイメージもしやすかったと思う。夕方に実施して、そのまま晩御飯にすることができたのでよかった」と振り返る。

 「ポリ袋に空気が入っていると浮いてしまうので空気をよく抜かないといけないことや、冷凍していた野菜から適度な水分が出て煮込むといい状態になることなど、いろいろな気づきもあった」とも。

 大塚さんは「食材を湯煎している間に小学生と話し合い、救援物資が届くと想定される3日間を電気などが止まった状態で過ごすことを、他人事ではなく自分事として考えてもらった。今回は子どものいる世代がメインだったが、これからは幅広い世代を対象に防災クッキングをしたい。被災の対象は国民全員。誰もが被災して、その場に大人だけかもしれないし、子どもだけかもしれない。そんな時に電気やガスが無くてもご飯を作り、食べられるという安心感を持ってほしい。もしものときの心と体の負担を軽くしたい」と話す。