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草津の老舗料亭「双葉魚寅楼」でカフェ かき氷の中には「サプライズ」

イチゴ、マンゴーなど季節の果物を使ったかき氷の中には「サプライズ」

イチゴ、マンゴーなど季節の果物を使ったかき氷の中には「サプライズ」

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 料亭「双葉魚寅楼」(草津市草津)が3月19日、料亭のスペースを利用した「cafe tora」をオープンした。

有形文化財の料亭でカフェを始めた遠藤さん

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 双葉魚寅楼は江戸時代後期創業の料亭双葉館を受け継ぎ、1868(明治元)年に創業。予約制の料亭として営業している。木造2階建ての入母屋造桟瓦ぶきの建物は国指定の有形文化財に指定されている。6代目の遠藤瑛(よう)さんは「昼間の空いているスペースを有効利用できないか考えたときに、料亭は敷居が高く、近所の人でも建物内に入ったことがないという声を聞いていたので、地域の人に楽しんでもらえるカフェをしようと思った」と振り返る。

 厚焼き卵サンド(600円)や季節の果物を使った10種類以上のかき氷などを提供する。宇治抹茶かき氷は中にホイップ、あんこ、白玉が入っている。遠藤さんは「注文を受けてから抹茶をたてて、甘さを足してシロップにしている。有形文化財の建物から中庭を眺めながら、和のかき氷を楽しんでもらいたい。全てのかき氷の中に何かを隠しているので、最後まで飽きずに食べていただけると思う」と話す。

 子ども向けのレトロかき氷(大人サイズ=850円~、子どもサイズ=650円~)の提供も始めた。レトロかき氷の中にはタピオカとアイスが入っている。遠藤さんは「子どもでも食べ切れるサイズにした。祭りの屋台のかき氷の中にサプライズがあると、子どもたちが喜んでくれている」と話す。

 「中学生が前からこの建物に入ってみたかったと来店してくれた時はうれしかった。気軽に来ていただきたい」と呼び掛ける。

 営業時間は10時30分~17時45分(ラストオーダー17時)。店休日はcafe toraのインスタグラムで確認できる。

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