Bリーグ1部の滋賀レイクスターズが5月18日、ルイス・ギル・トーレスヘッドコーチ(HC)の就任を発表した。
トーレスHCは、スペイン出身の49歳。スペインやイギリスなどでヘッドコーチを務め、2019-20シーズンからB3佐賀バルーナーズのヘッドコーチに就任した。1シーズンでB2昇格へ導き、2020-21シーズンにはB2西地区3位でB2プレーオフに出場を果たした。スペイン代表のアシスタントコーチを務めていた2019年にはFIBAワールドカップ優勝も経験している。東京オリンピックにも参加予定で、スペイン代表の活動終了を待ってチームへの合流を予定する。
トーレスHCは「まずは皆さんに好きになってもらえるような、心を捉えられるようなバスケットボールをしたい。選手が良いディフェンスや多くの犠牲を払うことで全てのために戦う姿を毎試合、ブースターの皆さんに見てもらうことが最も大切。コート上では毎秒100%出し切るチームをつくり、レイクスターズをリーグの最も高いところへ連れて行きたい」と意気込む。
トーレスHCの就任とともに、保田尭之アシスタントコーチ(AC)の就任と、八幡幸助ACのアシスタントゼネラルマネジャー兼任も発表になった。
保田ACはB2熊本ヴォルターズのヘッドコーチを経て2019-20シーズンから佐賀のACを務めた。単身でスペインに渡り、バスケットボールのコーチングを学んだ経験もある。保田ACは「トーレスHCとはすでに2シーズンでコーチングに関わり、彼のバスケットボールを熟知している。彼のバスケットボール哲学をレイクスターズに浸透させることと、日本のバスケットボールを彼のバスケットボールにフィットさせるお手伝いをすることが、スペインと日本のバスケットボールを見てきた私ができる大きな仕事だと考えている」とコメントを寄せた。
八幡ACは2019-20シーズンから滋賀レイクスターズのACと通訳を兼任してきた。今シーズンはACとアシスタントゼネラルマネジャーを兼任する。八幡さんは「トーレスHCをサポートしながら個人としても新たなバスケットを学び、シーズンを通して成長を見せたい。アシスタントゼネラルマネジャーという立場でチームの編成の部分に新たな責任感を持ち、新HCとクラブが目指すチームづくりができるように、私の今までの経験や全ての力を注ぎながら、皆さまに愛される強いチームをつくっていきたい」とコメントした。