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大津の「叶 匠壽庵」で梅狩り 1000本の梅林にたわわに実る

たわわに実る「城州白」果肉が熱く芳醇な香りが特徴

たわわに実る「城州白」果肉が熱く芳醇な香りが特徴

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 「叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)寿長生(すない)の郷(さと)」(大津市大石龍門)で6月12日、梅狩りが始まる。

1000本の城州白に梅が実る

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 叶 匠壽庵は1958(昭和33)年創業の和菓子店。寿長生の郷は1985(昭和60)年にオープンし、6万3000坪の山に菓子工場、農園とレストランや売店を備える。城州白(じょうしゅうはく)などの梅の木を約1000本植え、和菓子の材料にしている。

 城州白は京都府城陽市の青谷地域でしかほぼ栽培されていない品種で、大粒で果肉が厚く、桃のような芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴。砂糖の浸透率が良く、梅酒や梅ジュースに適しているといい、梅干しや梅ジャムなどにも加工できる。今年は長梅雨の影響が心配されたが、実付きが良く、例年通り13トン前後の梅が収穫できる見込み。

 梅狩りの期間中、収穫した梅の中で一番大きな実の重さがそれまでの記録を更新した場合は景品を進呈する「城州白梅 大玉コンテスト」を実施する。混雑が予想される「梅狩りグランプリ」については、昨年に引き続き今年も休止する。収穫体験前後のアルコール消毒の徹底や収穫中もソーシャルディスタンスを保つことを呼び掛け、新型コロナウイルス感染予防をした上での実施となる。

 広報担当の高橋里佳さんは「現在はまだ直径4センチ未満の2Lサイズの梅が多いが、一雨ごとに大きくなり、直径4.5センチ以上の4Lサイズ梅も収穫できるようになる。用途に合わせてお好みの梅を選んでいただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~16時。水曜定休。参加費は1人500円。収穫した梅は1キロ当たり1,080円で販売する。7月4日まで。期間中、城州白の全国発送も行っている。

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