天台真盛宗(しんせいしゅう)の総本山、西教寺(大津市坂本5)で2月15日から、江戸時代末期から昭和初期までのさまざまなひな人形を展示する「雛人形展」が始まった。
同寺では毎年この時期に、長年家庭で大切にしてきた人形を寺で供養してほしいと全国各地から持ち込まれた人形の中から、寺が保管し特に芸術的価値があるものを公開している。今年で8回目。3つの表書院を使って約200体のひな人形を展示し、最終日の3月3日には同寺の僧侶が人形供養を行う。
同寺の広報担当者は「毎年西日本近隣を中心に全国から700~1,000体ものひな人形や日本人形、ぬいぐるみなどが持ち込まれる。思い入れがある大切な人形であるからこそ、きちんと供養をしてほしいという思いがあるのでしっかり供養したい」と話す。
期間中、ひな祭にちなみ、ひな人形をイメージした精進料理「雛御膳」(2,000円、要事前予約)も提供する。
拝観料は、大人=400円、中学生=300円、小学生=200円。3月3日まで。