場所を知らせずに花火を打ち上げる「非密の花火大会inびわ湖一周2021」が8月28日、琵琶湖岸で開催される。
2020年の7月に司法書士法人equalの馬場真作さんら県内の有志が始めたプロジェクト。2020年7月7日に彦根で75発の花火を打ち上げ、「もっと多くの人に花火を見てもらいたい」とクラウドファンディングで資金を募ると、400万円を超える資金が集まった。8月の毎週土曜に琵琶湖岸の5カ所で開催し、900発の花火を打ち上げた。
クリエーティブディレクターの本田守武さんは「昨年、『来年はいつも通りの花火大会が皆に戻ってきますように』との願いを込めて花火を打ち上げたが、本年度も状況は同じ。皆が楽しみにしている花火大会はなく、花火業者さんも苦境に立たされている。夏が近づくにつれ、日に日に昨年のプロジェクトサイトの訪問者が増え、皆さんに背中を押されて、今年も実施することを決めた」と話す。
昨年と同様にクラウドファンディングで資金を募り、8月28日20時に湖北エリア・湖東エリア・湖西エリア・湖南エリア(東側)・湖南エリア(南側)の10カ所同時に打ち上げる予定。火薬類取締法の無許可消費数量内である75発、5分間の花火大会で、本田さんは「派手さはなく、小さくささやかだが、心に残る花火になれば」と話す。
「密」を避けるために打ち上げ場所は非公開で、打ち上げの様子を配信する予定。
滋賀県の緊急事態宣言発令が決定したことを受け、開催が延期になりました。(2021年8月26日追記)
延期となっていた非密の花火大会の開催日が決定しました。10月2日19時に琵琶湖岸の11カ所で打ち上げ予定です。(2021年9月29日追記)