ケーキの自動販売機「Sweets Switch」が8月26日、スイーツ工房Papa-Lab(草津市渋川)に設置された。
Papa-Labの社長、大林瑞門さんは京都や滋賀のホテル、カフェなどでパティシエとして働き、2010(平成22)年、業務用冷凍ケーキの製造を始めた。一般販売は行わず、飲食店向けの冷凍ケーキの製造、販売を行ってきた。
大林さんは「パティシエの修業時代から、生ケーキの期限切れ廃棄を見てきて、作り手として複雑な気持ちだった。冷凍ケーキは少人数で効率よく量産でき、廃棄リスクも低く、売り上げを計算しやすいという経営的視点からもよく、冷凍ケーキに特化することにした」と話す。
冷凍自動販売機「ど冷えもん」が新しく開発されたことを知り、「可能性を感じた」大林さんは「長引くコロナ禍でも、パティシエ手仕込みのクオリティーと工房直売価格のコストパフォーマンスで、気軽に自宅でティータイムを楽しんでもらいたい」と初めて一般向けの販売を決めた。
洋梨タルト、キャラメルバナナタルト、ベークドチーズケーキなどのレギュラー商品と、季節限定のケーキを自動販売機で販売する。9月からは焦がしバターいちじくタルト、窯焼きティラミスなどの秋限定メニューを提供している。全種類1箱500円で、2個入り。
自動販売機の営業時間は9時~19時(水曜・土曜は12時まで)。売り切れ次第終了。日曜定休。