Bリーグ1部の滋賀レイクスターズが9月30日、三日月大造滋賀県知事と佐藤健司大津市長を表敬訪問した。
佐藤大津市長と滋賀レイクスターズのギルHC、柏倉キャプテン、林選手、ラベナ選手
30日付で滋賀レイクスターズの会長に就任したマイネット社長の上原仁さん、釜渕俊彦社長、取締役に就任した中井宏樹さん、ルイス・ギルヘッドコーチ(HC)、アシスタントゼネラルマネジャー兼アシスタントコーチの八幡幸助さん、キャプテンの柏倉哲平選手、オフコートキャプテンの林翔太郎選手、キーファー・ラベナ選手が訪問し、10月2日の2021-22シーズン開幕を報告した。
上原さんは膳所高校の3年先輩でもある三日月知事に「先輩」と呼び掛け、「滋賀に住み、滋賀レイクスターズを日本一にするための時間を皆と一緒に過ごしている。新しくなったチームはB1の中で平均年齢が一番若く、ポテンシャルがあり、一体感も強く、成長力がある。ギルHCと3年かけて日本一になろうと話している。ここからスタートする楽しみなチームを応援していただきたい」と報告した。
三日月知事は「日本を、滋賀を代表する青年経営者の上原さんに加わってもらって、メンバーが一新されて、たくさんの期待と応援を集められるチームになった。県民皆で応援したい」と応えた。
ギルHCは「滋賀は食べ物がおいしく、人が親切で、家族も連れて来たいと思っている。琵琶湖が見えるところにアパートを用意してもらい、自転車で琵琶湖の周りを回っている。滋賀県民全員がこのチームを誇りに思ってもらえるようなチームにしたい。若いからこそ持っているエネルギーを出してプレーして、周りの人から模範となるように人としても成長していきたい」と意気込みを見せた。
佐藤大津市長への表見訪問では、上原会長が「新婚の時に大津市の琵琶湖岸のマンションを購入し、ここを人生のスタート地点にしようと決めた。滋賀の琵琶湖が日本一なように、滋賀のバスケも日本一と胸を張れるように、大津を中心につくり上げていきたい」と話した。
「若い選手にとってギルHCの指導を受けることはかけがえのない財産になる」という佐藤市長の言葉に、柏倉選手は「世界を知っているコーチから学べて、考え方の違いや状況判断など学ぶことが多い。毎日充実して練習できている」と応えた。
滋賀にはフィリピン代表のキャプテンを務め、フィリピン国内で絶大な人気を誇るキーファー・ラベナ選手が加入した。今シーズンはその弟であるサーディ・ラベナ選手をはじめ、B1に6人、B2に2人のフィリピン国籍の選手の加入が発表されており、フィリピンでBリーグの放送が始まる。60試合放送されるが、そのうち滋賀の試合が20試合を占める。
キーファー選手は「このチームのためにできることにフォーカスし、得点、リバウンド、アシストで、求められていることをしっかりして、チームのリーダーの一人として、コートでもベンチでも勝利に貢献したい。自分の人生の中でも日本でプレーできるのは絶好の機会。初めて海外でプレーするプロチームが滋賀であることが、さらに自分にとって特別なこと。まずは滋賀のファンに、そしてフィリピンのファンにも、誇りに思ってもらえるようなプレーをしたい」と話した。
10月2日・3日の開幕戦の対戦相手はサーディ選手が所属する三遠ネオフェニックス。キーファー選手は「弟との対戦を楽しみにしている。個人的には特別な試合になるが、チームとして戦うために、他の対戦相手と同じように、自分たちができる準備をしっかりして、試合当日に持っている力を発揮して勝利につなげたい」と意気込みを見せた。
開幕の三遠戦は、10月2日・3日にウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催。試合開始は、10月2日=17時5分、3日=14時35分。