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民間の複業人材アドバイザー、守山市に初来訪 琵琶湖岸ワーケーションを体験

琵琶湖岸でワーケーションに取り組む田ケ原さん

琵琶湖岸でワーケーションに取り組む田ケ原さん

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 守山市が登用した複業人材のアドバイザー4人が10月25日、同市に初来訪し、同市役所(守山市吉身)訪問した。

守山市役所を訪問した複業人材のアドバイザー4人

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 同市は「起業家の集まるまちづくり」を推進しようと5月、Another works(アナザーワークス・東京都渋谷区)と連携協定を締結。同社が展開する「複業クラウド」を利用して広報とマーケティングの人材を民間から募集した103人の応募の中から7月、ProfitMakers(プロフィットメイカーズ)社長の坂口賢司さん、グロースハッカーでコミュニケーションプランナーの早川延寿さん、GreenSnap(グリーンスナップ)のマーケティングを担当する吉川賢治さん、松竹芸能所属のタレントで企業の広報活動を担当する田ケ原恵美さんの4人をアドバイザーとして採用した。

 4人は、25日・26日に実施した「琵琶湖ワーケーション」のモデルツアーに参加。25日は守山小学校に隣接する守山市中心市街地活性化交流プラザ「あまが池プラザ」を見学し、市内のコワーキングスペースフューチャーラボとRootを見学。宿泊先の琵琶湖マリオットホテルでは、ラウンジや客室を使いワーケーションに取り組んだ。

 26日は琵琶湖岸を自転車で走り、隈研吾さんが設計した守山市立図書館を視察。市内のコワーキングスペース「今プラス」を見学してから市役所を訪問し、宮本和宏守山市長との対談に臨んだ。

 守山市に初めて来たという早川さんは「穏やかな湖はワーケーションに向いている。守山には市街地があり、田園風景があり、湖岸がある。思考の切り替えに良いと感じた」と話した。

 坂口さんは「オンラインだと分かりにくかったが、実際に見て、直接会って、守山市の課題がリアルに伝わった。図書館などの建築物はまちとしても美しく、活用できそうな地元の資産がたくさんあった」と話した。

 来訪に先立ち同市は、8月から毎週1回、オンラインで定例会議を実施。4人に同市の事業への助言や「起業家の集まるまち」を広くPRしていくためのアドバイスを求めてきた。同市地域振興課の杉本悠太さんは「アドバイザーの冷静な分析とアイデア、可視化するための助言や支援のおかげで現状分析と課題整理が進んだ。広報や情報発信について、行政にはない視点が参考になる」と話した。

 11月22日には市と商工会議所、金融機関などが意見を交換する「地域・未来ミーティング」にアドバイザー4人が参加し、パネルディスカッションや意見交換を行う。

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