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びわ湖大津館でイルミネーション 妖精をテーマに大学生がデザイン・制作

「水の妖精」をイメージしたゾーン 虹の橋が池に映る

「水の妖精」をイメージしたゾーン 虹の橋が池に映る

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 びわ湖大津館(大津市柳が崎)で12月1日、イルミネーションイベント「妖精たちと幻想的な光の世界」が始まった。

光のトンネルには妖精の卵をイメージしたイルミネーション

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 約5900平方メートルのイングリッシュガーデン内を5つのゾーンに分け、妖精の世界をモチーフにデザインしたアートオブジェを設置している。

 成安造形大学空間デザイン領域のプロジェクト授業の一つで、学生が制作を担当した。共同でびわ湖大津館の指定管理を行う琵琶湖汽船(大津市浜大津)と京阪園芸(大阪府枚方市)の担当者が学生に「森の中の幻想的な光」というコンセプトを提示し、学生が8月にイルミネーションのテーマを「妖精」に決めた。9月に学生が作りたいイルミネーションをプレゼンし、京阪園芸のスタッフと共に具体的な作業に取り掛かった。スタッフのアドバイスを受け、学生が主体となり大学のラボで制作し、11月下旬からイングリッシュガーデンに運び込んだ。

 入り口すぐのクララベルガーデンには光のトンネルを設置し、妖精の卵をイメージした色とりどりの球体のイルミネーションを取り付けた。トンネルを抜けた所には大きな白い卵があり、ライトアップで色を付けた。ボーダーガーデンには「バタフライロード」と名付け、光の中にチョウの造形を設置した。ノットガーデンには火山をイメージした造形を置き、周りを赤い光で囲んだ。ランドスケープガーデンは水の妖精をイメージし、青色で統一。クジラやクラゲのイルミネーションを設置した。池に架かる橋には虹色のイルミネーションを取り付け、虹が池にも映るようにした。ガーデン奥のガゼボにはご神木をイメージした造形を作った。

 同館の若代光弘さんは「妖精が生まれ、それぞれの場所で活動し、最後にご神木に集まるという学生が考えたストーリーを想像ながらイルミネーションを見てほしい。特にランドスケープガーデンの水の妖精ゾーンが見どころ」と話す。

 今月26日まではびわ湖大津館の前にクレープやワッフル、たい焼き、たこ焼きなどのキッチンカーが出店する。

 点灯時間は17時~20時30分。イングリッシュガーデン入園料は、大人=330円、小中学生・65歳以上=160円。1月は1日~3日および土曜・日曜・祝日のみ点灯。2月14日まで。

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