環境に配慮した開業88周年記念グッズの販売が1月14日、琵琶湖ホテル(大津市浜町)で始まった。
琵琶湖ホテルは2022年10月で開業88年を迎えるに当たり、88周年プロジェクトメンバーが中心となり、同ホテルが推進するSDGsの考えに沿った環境に配慮したグッズを作製した。
エコバッグ(2,000円)は「ビニール袋の使用を減らし、琵琶湖の環境保全、海洋プラスチックごみ削減につながるように」との思いで作製。生地にはインドから輸入したフェアトレードコットンを使い、発展途上国の人々の生活改善や自立を支援する。
サーモボトル(2,200円)はペットボトルの排出量を減らす目的で作製した。88周年記念サーモボトルをホテル2階の「カフェベルラーゴ」に持参した客には、コーヒー1杯の価格(800円)で2杯分のコーヒーを提供する。
エコバッグとサーモボトルには滋賀県出身の写真家・切り絵作家の今森光彦さんデザインの88周年記念ロゴがプリントされている。ロゴは、一年中里山に生息する留鳥ヤマガラがエゴの実をくわえている切り絵作品。ヤマガラがエゴの種をふんから排出し、エゴの木が育つという循環を生み出すことから、里山をはじめ、滋賀の自然環境を大切にする思いが込められている。担当者は「20年前に始めた里山の食彩プロジェクトの発足当初から今森さんにアドバイスをもらい、美しい琵琶湖と里山の環境を守るための取り組みを行ってきた。SDGsの取り組みを強化していくために、今森さんにロゴのデザインを依頼した。自然や鳥を表現したすてきなロゴが出来上がった」と話す。
フロントには、「88(ハチハチ)ガチャ」を設置した。88周年記念グッズのほか、スーペリアフロア「Natura」朝食付きペア宿泊招待券や朝柄野ワイン、ホテル利用券などが当たる。
販売場所はフロント、売店、クラブラウンジ、各レストラン店舗。販売期間は12月31日まで(無くなり次第終了)。