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南草津に自転車店併設のカフェ「mitikusa cafe」 立命館大生が立ち上げに協力

南草津駅近くにオープンした「mitikusa cafe」スタッフと立ち上げに協力した松本さん

南草津駅近くにオープンした「mitikusa cafe」スタッフと立ち上げに協力した松本さん

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 自転車店併設のカフェ「mitikusa cafe(みちくさカフェ)」(草津市野路)が1月22日、オープンした。

「mitikusa cafe」立ち上げに携わった立命館大3年の松本さん

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 京都市と草津市に自転車販売店を15店舗運営する京都自転車販売(京都市東山区)が、「コンズサイクル南草津店」と同時にカフェをオープンした。店内には自転車やキッズバイク、カラフルなヘルメットなどが並び、カフェではバリスタの稲垣寿基さんがいれるコーヒーと、ピザトーストなどの軽食を提供する。「日替わりシェフ」として、ハワイ料理「LOCONOMA HAWAII」やカレーサンド「だらだらするだら?」、焼き芋「yakiimo peace」などが出店する。

 京都自転車販売営業本部長の林健太郎さんは「2年前からこの場所での出店を考えていた。ヤングファミリー層と学生が多い南草津という場所で、コミュニティーづくりができればと思っていた」と振り返る。2021年に食品ロスの再資源化を広めるグループ「Uni-Com(ユニコーン)」の共同代表である立命館大学食マネジメント学部3年の松本愛梨さんと出会い、カフェ併設の自転車販売店の出店を決めた。

 松本さんを中心に、学生、主婦など約10人で2021年10月からオンライン会議を始め、カフェのコンセプトからロゴデザイン、店名などを話し合った。店名の「mitikusa cafe」は会議中に松本さんがふと口にした言葉から決まった。林さんは「みちくさカフェという名前を聞いた時、温かさを感じて、しっくりときた。未知数の未知、さらに自転車が走る道の意味も込めた」と話す。

 ロゴは「新しいものを生み出す場所」「帰ってくる場所」という意味を込めて鳥の巣に見立てたコーヒーカップの上に、琵琶湖を表現する波と水鳥を描いた。林さんは「オンライン会議で最終候補から投票をしたが、満場一致で決まった。その瞬間、感動的な気持ちになった」と振り返る。

 「学生や地域の人がここに来て、輪が広がっていくような場所にしたい。何ができるのか地域の人たちと一緒に考えながらやっていきたい」と意気込みを見せる。

 「カフェに来てコーヒーをドリップする間に自転車を見たり、自転車を買いに来て、カフェでくつろいだり、相乗効果があるとうれしい。自転車は移動手段としてだけでなく、乗るたびに楽しくなるようなパートナーとして大切に乗ってもらいたい。お気に入りの一台を見つけてもらえるサポートができれば」と話す。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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