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滋賀レイクスターズ2カ月ぶりのホームゲーム 終盤の追い上げ届かず

41得点のノヴァー・ガドソン選手

41得点のノヴァー・ガドソン選手

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスターズが3月2日、ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で富山グラウジーズと対戦した。延期となっていた第18節の代替試合。

3Q終了間際に気迫のこもったダンクシュートを決めるラベナ選手

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 新型コロナウイルスの影響で試合から遠ざかっていた滋賀は、1月3日の秋田ノーザンハピネッツ戦以来、約2カ月ぶりのホームゲームとなった。ルイス・ギルヘッドコーチはスペイン代表のアシスタントコーチとしての活動のために出国し、帰国後の自主隔離期間中のため、保田尭之アシスタントコーチがヘッドコーチ代行を務めた。オヴィ・ソコ選手はイギリス代表活動のため、まだ帰国しておらず欠場した。

 開始早々、ノヴァー・ガドソン選手の3ポイント(P)シュートが決まり、続いて柏倉哲平選手が3Pシュートを決め、さらにガドソン選手がフリースローを外すも、自らリバウンドを取り、3Pシュートを決める。順調に得点を重ね、最大16点差のリードを奪う。1クオーター(Q)は36-23。久々のホームゲームをリズムよくスタートした。

 2Q、富山のゾーンディフェンスに苦しみ、滋賀はタフショットを打たされ得点ができず、富山に速攻を決められ10-0のランを許す。2Qは日本人選手のシュートが入らず、ガドソン選手とキーファー・ラベナ選手の得点のみ。2Q残り3分36秒で富山に逆転される。ガドソン選手の得点で何とか食らい付き、52-53で前半を折り返す。

 3Q、一進一退の攻防を続けるも、滋賀のファウルが続き、3Qだけで13本のフリースローを富山に与える。富山は得点をした直後も自陣でディフェンスをしてボールを奪うなど滋賀に反撃の機会を与えない。富山が得点を重ね、最大21点差になる。3Q残り0.4秒、ラベナ選手が気迫のこもったダンクシュートを決め、71-89で最終Qへ。

 4Q、野本大智選手が高い位置から激しいディフェンスをしてボールを奪い、速攻からガドソン選手にパスして得点につなげるなど、滋賀の目指すバスケットを見せ始める。試合時間残り4分51秒のオフィシャルタイムアウトの時点で85-98と13点リードされるも、残り4分から柏倉選手が3連続で3Pシュートを決める。残り41秒で柏倉選手、25秒でラベナ選手が3Pシュートを決め4点差まで迫るが、103-108で惜敗した。

 保田アシスタントコーチは「試合の入りはすごくいい形で心地よく自分たちのシュートが打てていた。いいシュートを打って、トランジションディフェンス(攻守の切り替え)をしっかりやって、その後どれだけ自分たちが個人の責任で1対1を守り、ローポストに対してチームでうまく守れるか。ボックスアウトから走ろうという決まりを体現していた。シュートが入るときは何をやってもうまくいくが、入らなくなったときにディフェンスだけが悪かったわけではなく、オフェンスも悪くなった。得点されたとしても足を止めずに走って、富山のジョシュア・スミス選手に体力的な負担をかけないといけない展開だった。ハードなディフェンスからボールを取って走るような場面は、4Qになってからしか見られなかった。4Qで見せられたことを1Qからどれだけやっていけるか、そこに尽きる」と振り返った。

 柏倉選手は2カ月ぶりのホームゲームに「ホームで試合できることは自分たちにとってアドバンテージになる。ホームの後押しで出だしも気持ちよく皆のシュートが入っていたと思う。ホームでの試合はやりやすいと感じていたからこそ、勝ち切れなくて悔しい」と話した。

 3Pシュート5本を含む17得点を挙げたことに対しては「最近はボールを持っていないときの動きを意識している。キーファーやノヴァが起点となっていいパスを供給してくれる。彼らがパスを出してくれるときは『打て』というパスを出してくれるので、迷いなく思い切り打てている」と話した。

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