滋賀県立近江富士花緑公園（野洲市三上）のソメイヨシノが3月29日、開花した。

桜を見に来た親子

　同園は三上山の麓の約55ヘクタールの敷地内に植物園、遊具広場、宿泊施設、バーベキュー場、木工体験ができる施設、カフェなどがあり、四季折々の花を楽しめる。

　今年は昨年より2週間遅く開花し、4月5日ごろに満開を迎える予定。同園スタッフの冨田桜さんは「一昨年、昨年は暖冬で早く咲きすぎたが、今年は園内の全ての花の開花が遅い」と話す。

　昨年は2月16日に開花したカワヅザクラは、約1カ月遅い3月12日に開花し、23日に満開となった。濃いピンクの花を咲かせるカンヒザクラは24日に開花した。ソメイヨシノはまだつぼみが多いが、カフェ「海のあお空のあをRoti.」の裏にある1本だけは24日に開花し、30日現在、満開となっている。冨田さんは「園内各地でソメイヨシノが咲き、コバノミツバツツジも一気に咲き始める。いろいろな種類の花を楽しんでもらえれば」と呼びかける。

　開園時間は9時～17時。月曜休園。