タイ料理のキッチンカー「コップンキッチンカー」が4月17日、大津市で営業を始めた。
ウェブサイト制作会社「エムクアテクノロジー」(大津市坂本)が新たに始めた事業で、17日に開催された近江神宮マルシェ“S”(神宮町)に初出店し、社長の今泉賢さんと妻のタナンユタさんがガパオライスやグリーンカレーを提供した。賢さんは「私にとってタイ料理は身近なものだったが、意外と知られていないことに気付いた。キッチンカーで出店すると、皆さんに興味を持ってもらえた。たくさんの人に食べてもらえてよかった」と話す。
賢さんは「タイに4年間滞在し、タイ人の妻と結婚した。妻の作るタイ料理がおいしくて、皆さんに本格的なタイ料理を知ってもらいたいと思い、コロナ禍で需要が伸びているキッチンカー事業を立ち上げた」と振り返る。「滋賀県にタイ料理レストランはあまりなく、キッチンカーなら移動して県内のどこにでも行ける。キッチンカーで出向いて、まちに活気を取り戻したい」とも。
タナンユタさんはタイ東北部のイサーン地方出身。賢さんは「ガパオライスなどのなじみのあるタイ料理から始めたが、今後はイサーン料理のソムタムやガイヤーンなど、あまり知られていないタイ料理も提供したい」と話す。
5月は8日にびわ湖大津プリンスホテル住宅博マルシェ“S”(大津市におの浜)、21日に帰帆島公園(草津市矢橋町)、22日に近江神宮マルシェ“S”に出店予定。