Bリーグ1部の滋賀レイクスターズは5月17日、野本大智選手の2022-23シーズンの選手契約(継続)を発表した。
野本選手は1998(平成10)年群馬県生まれの23歳。ポジションはポイントガード。群馬県立高崎高校から一般入試で筑波大学に入学し、1年時からロスター入りした。大学4年の2021年1月に特別指定選手として滋賀レイクスターズに加入。来季で3シーズン目となる。
今季は開幕戦からスターターとして出場。2戦目には1回転してディフェンスをかわしシュートを決めるなど活躍し、14得点。11月の島根スサノオマジック戦では、野本選手がボールを奪い攻め上がるが、ゴール下で北川選手とぶつかり、倒れる。直後に同じような状況になり、強く速いドリブルで駆け上がった野本選手は北川選手をかわしてシュートを決め、叫んだ。「直前のプレーで結果的にシュートが入っていなくて、その悔しさがあってあのプレーにつながった」と気迫のこもったプレーを見せた。
新型コロナウイルスの影響で滋賀のチーム活動が休止し、54日ぶりに「2度目の開幕」を迎えた2月末からはプレータイムが減少したが、最終節の信州ブレイブウォリアーズ戦1戦目では、相手ボールを奪い、速攻から得点を決めると、直後に3ポイントシュートも決め、チームに勢いをもたらし、キャリアハイの18得点。
今季は57試合中50試合に出場し、スチールやルーズボールに飛び込むハッスルプレーで「激しいディフェンスからリズムをつくり、ボールをシェアしてフリーの選手がオープンショットを打つ」という滋賀の目指すバスケットを体現した。
野本選手は「来シーズンも滋賀レイクスターズでプレーできること、レイクスブースターの皆さんと共に戦えることをうれしく思う。チームと共に大きく成長していく僕の姿を見せられるよう、強い覚悟を持って取り組んでいきたい」と意気込む。
滋賀レイクスターズは、川真田紘也選手、星野京介選手との契約継続も発表している。