Bリーグ1部の滋賀レイクスターズが6月3日、狩野祐介選手の2022-23シーズンの選手契約を発表した。
狩野選手は2016-17シーズンに滋賀に加入。2017‐18シーズンから2019‐20シーズンまでキャプテンを務めた。2020-21シーズンより名古屋ダイヤモンドドルフィンズへ移籍し、2年連続で最優秀3ポイント(P)シュート成功率のタイトルを獲得した。3シーズンぶりに滋賀に復帰する。
B1残留を決めた2018(平成30)年5月6日狩野選手は「60試合、ずっとつらかった。勝たないといけない、自分の結果も残さないといけないというプレッシャーの中で眠れない時もあった。B2に降格したら、責任を取らないといけないと考えていた。今日、残留を決められてホッとしている。大好きなお菓子やアイスをシーズン中はずっと我慢していたので、今日から食べたい」と笑顔を見せた。
西地区最下位、ホームで連敗が続いていた2018年11月24日、狩野選手は試合の開始前にメンバーに対して「とにかく初めから全力でたたきつぶしにいこう。自分はこのメンバーが好きだ。このメンバーで勝ちたい。最後に立っていなくてもいいから、今日こそやろう」と話すなど、全力でチームをけん引したことをうかがわせるエピソードも残る。
2022年5月4日の滋賀戦では満員の観客の前で3Pシュート成功率100%の活躍を見せ、試合後に「超満員で迎え入れてくれたことが僕にとってのアドバンテージだと思いプレーすることができた」とコメントしたこともある。
狩野選手は球団広報を通じて「レイクスブースターの大声援の中でレイクスのユニフォームを着てプレーできることをうれしく思う。2シーズン名古屋で学んだことを生かせるよう、チームの力に少しでもなれるよう頑張りたい」とコメントを寄せた。
滋賀の八幡幸助アシスタントゼネラルマネジャーは「シュート力はもちろん、ボールを保持していないオフボールの動きに関しては、名古屋Dで経験を重ねて、レイクス在籍時からさらにレベルアップをしている。ウエルカムバック!ユースケ」とコメントを寄せた。