琵琶湖の遊覧船「ミシガン」が7月1日の「びわ湖の日」に合わせ、売り上げの一部を「びわ湖の日基金」に寄付する。
びわ湖の日は1980(昭和55)年に「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」制定1周年を記念して県が定めたもので、毎年7月1日前後に県内全域で湖岸や河川、道路などの清掃活動が行われ、環境を守る取り組みを行う日となっている。
「ミシガン」を運航する琵琶湖汽船(大津市浜大津)も、びわ湖の日に湖岸の一斉清掃に参加するなどの活動をしてきた。今年で135周年を迎え、「琵琶湖に感謝の気持ちを伝えたい」と、7月1日のミシガンクルーズの総売り上げの13.5%を「びわ湖の日基金」に寄付することを決めた。
びわ湖の日基金は、2011(平成23)年に設立された基金で、琵琶湖と琵琶湖につながる河川や森林などの保全にかかわる活動を支援する。
琵琶湖汽船の広報担当者は「琵琶湖あっての琵琶湖汽船。135年分の感謝の気持ちを寄付することで表したい。観光客の皆さんにびわ湖の日について知ってもらうきっかけにもなれば」と話す。