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草津の百貨店でSDGs商品 県内の大学・高校生が手がけた米、水、日本酒など

「龍谷米」をPRする龍谷大学の学生

「龍谷米」をPRする龍谷大学の学生

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 滋賀県の大学生・高校生が地元企業と共同開発した商品を販売する「近江路×MLGs」が6月29日、近鉄百貨店草津店(草津市渋川)1階の近江路で始まった。

おにぎりを配布して「龍谷米」をPR

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 草津店が22日から実施している「ワンダフル滋賀フェア」の一つで、SDGsと滋賀県版SDGsのMLGs(マザーレイクスゴールズ)に関連した商品を販売する。

 MLGsのゴール10の「地元も流域も学びの場に」をテーマに、龍谷大学農学部の「龍谷米」と「コナンハニー」、大津商業高校の「大商オリジナルウオーター」、滋賀県立大学の日本酒「湖風」、立命館大学食マネジメント学部の「近江ひのてまり」と「でっち羊羹(ようかん)サンド」を販売する。

 龍谷米は、「食の循環実習」として栽培、収穫、加工、流通までを学生が手がけた。農学部では大津市の上田上(かみたなかみ)地区にある農学部実習農場で6種類の米を栽培している。29日は農学部3年で広報スタッフの園田杏さん、森田裕貴さんら学生が店頭に立ち、炊きたての龍谷米「ヒノヒカリ」で作ったおにぎりを配布した。園田さんは「ヒノヒカリはあっさりしていて、どの料理に加工してもべたつかず、濃い味のおかずにも合う」とPRする。

 立命館大学の「近江ひのてまり」は、ブルーメの丘(日野町)と開発した商品で、ニュースで販売を知った三木さんが連絡を取り、今回の催事に合わせて再販を依頼した。7月3日に立命館大学の学生が店頭に立ち、30個限定で販売する。

 7月1日には大津商業高校の生徒が、2日・3日は滋賀県立大学の学生がそれぞれ店頭に立ち商品をPRする。

 草津店の近江路担当の三木千賀子さんは「SDGsとMLGsに関連する商品を販売するに当たり、県内には学生が考えて思いを込めて作った商品が多いことを知った。学生の活動を紹介する機会になれば」と話す。

 MLGsゴール2の「豊かな魚介類を取り戻そう」をテーマにビワマス、コアユなどの「琵琶湖八珍」に選ばれている湖魚の販売、ゴール6の「森川里湖海のつながりを健全に」で魚のゆりかご水田米なども販売している。

 三木さんは「湖魚や、魚が産卵できる環境で作られた米など、滋賀県らしい取り組みを知って、身近に感じてもらえれば」と話す。

 営業時間は10時~20時。

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