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「滋賀レイクス」リブランディングで呼称とエンブレム変更 「ミッションは日本一」

滋賀レイクスの狩野選手、柏倉選手、杉浦選手と西川貴教さん、太田雄貴さん

滋賀レイクスの狩野選手、柏倉選手、杉浦選手と西川貴教さん、太田雄貴さん

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスターズが7月5日、リブランディング記者会見を実施し、チームの呼称を「滋賀レイクス」に変更することを発表した。

会見に出席した滋賀レイクスの上原会長、釜渕社長、3選手、西川貴教さん、太田雄貴さん、大岩Larry正志さん

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 滋賀レイクスターズは2008(平成20)年設立。bjリーグを経て2016(平成28)年のBリーグ開幕からB1に参入。2021年9月にマイネット(東京都港区)社長の上原仁さんが会長に就任。15年目のシーズンを「第2創業期」と位置付け、チームの呼称を変更した。

 上原さんは「新たなミッションは日本一になることで滋賀の人々の誇りとなること。滋賀の象徴である琵琶湖を強調するために滋賀レイクスと名乗る」と説明した。チームの正式名称は滋賀レイクスターズを継承する。

 滋賀のSをデザインしたエンブレムも発表された。デザインを担当した滋賀県出身のスポーツユニホームデザイナー大岩Larry正志さんは「上原さんの滋賀を日本一にという言葉からブランディングが始まり、王者の風格、たたずまいを表現するエンブレムにした。滋賀の発展への思いも込めてLではなくSにした。このためにスポーツデザインを15年間やってきたのだと思えるくらいのタイミングで、地元への協力の集大成でもある」と話した。

 滋賀県出身でフェンシング五輪メダリストの太田雄貴さんがアドバイザーに就任。フェンシングの試合のショーアップなどに取り組んだ手腕を生かし、ビジネス面でのアドバイスを担当する。太田さんは「満員の会場でベストパフォーマンスをすることが真の選手ファースト」と話す。「派手にすることがエンタメではなく、選手や観客の課題を解決することで結果として楽しいと思ってもらえることがエンタメ。レイクスが夢や感動を与え、日常に溶け込めるようにしたい」とも。

 会見には滋賀県ふるさと観光大使の西川貴教さんも出席した。滋賀レイクスのホーム開催時は毎試合、西川さんの「HOT LIMIT」が流れる。柏倉哲平選手は「最高の瞬間。会場が一体となって盛り上がる」と話す。西川さんが「滋賀を代表するスポーツチームのレイクスの新しいスタートでもあり、2025年に滋賀で国スポ・障スポが開催され滋賀が一つになるタイミングに少しでも協力したい。会場で応援するチャンスがあれば」と話すと、上原さんが「つくります」と答えた。西川さんは「スポーツを見て楽しむだけでなく、選手が頑張っているからちょっと歩いてみようかなと健康に意識が向いていくことが大事。僕が活動することが皆さんの元気、健康につながっていけば」と話した。

 3シーズンぶりに滋賀に復帰した狩野祐介選手は「いずれは戻りたいという気持ちは強かった。Bリーグ初年度からお世話になったので恩返ししたいと思っていた。それが今回のタイミングだった。戦力がそろい、誰が出ても強いチームになる。強くて新しいレイクスを応援してもらえれば」と話した。

 上原さんは「ルイス・ギルヘッドコーチとの3カ年プロジェクトの途中で、昨シーズンはギルヘッドコーチのフィロソフィー(哲学)を浸透させ、今シーズンは胸を張れる形でチーム編成ができたので、チャンピオンシップ出場を目指す。2023-24シーズンは優勝を目指す。2030年には常勝集団となり、地域に愛され、滋賀レイクスが日本一だと認められるようになる」と目標を掲げた。

 釜渕俊彦社長は「昨シーズン、滋賀はオープンショットの回数はリーグで3番目に多かった。それを決め切る戦力として狩野選手、杉浦選手を補強した。速い展開でオープンの状況をつくるのは、若手のポテンシャル豊かな選手たち。あと1枠は開幕までに発表できるように準備している」と今シーズンの展望を話した。

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