京阪電車大津線開業110周年記念ラッピング電車が8月15日、運行を始めた。
京阪電車大津線は、1912(大正元)年8月15日に三条大橋-札の辻駅間、1913(大正2)年3月1日に大津(現びわ湖浜大津)-膳所(現膳所本町)駅間が開業した。
1997(平成9)年に京都市営地下鉄東西線が開通し、御陵(みささぎ)より西は地下鉄に乗り入れ、京津線の京津三条駅-御陵駅間は廃止となった。現在の京津線は、御陵駅からびわ湖浜大津駅までの7駅間。石山寺駅-坂本比叡山口駅間で運行し、びわ湖浜大津駅で京津線と連絡する石山坂本線と合わせて大津線と呼ばれている。
大津線開業110周年を記念して車体に大津線の過去の車両を撮影した写真をラッピングした電車を運行している。掲出車両は石山坂本線の600形(601-602)。ラッピング電車限定で、沿線の大津商業高校(大津市御陵町)の放送部員が車内放送で大津線開業110周年と大津線沿線の魅力をPRする。
記念ヘッドマークのデザインのフリーチケットの販売や、小学生向けの車庫内車掌体験イベント、車庫内でラッピング電車と写真撮影ができるイベントなども実施する。
記念ラッピング電車の運行は2023年3月31日まで。