冷凍ラーメンの自動販売機「ウルトララーメン」が8月8日、叡山寿し(大津市坂本)に設置された。
神奈川県を中心に15店展開するラーメン店「松壱家」の「ザKING横浜家系醤油(しょうゆ)ラーメン」「ザQUEEN横浜家系塩ラーメン」、10店展開するラーメン店「ゴル麺。」の「極み鶏ラーメン」「黄金つけ麺」と、自動販売機オリジナルの「濃厚鶏白湯(ぱいたん)醤油ラーメン」(以上750円)の5種類を販売する。冷凍されたスープと麺、チャーシューがパッケージされていて、スープとチャーシューを湯煎して麺をゆでると食べられる。
「ウルトララーメン」は「松壱家」「ゴル麺。」を運営するウルトラフーズ(横浜市)が「コロナ禍でも自宅で気軽にいつでもラーメンを味わってほしい」と食材を調理後急速冷凍し、自動販売機用に開発。2021年7月、ウルトラフーズ本社前に1号機を設置した。
106号機目となる「ウルトララーメン」自動販売機を設置した叡山寿し店主の大下一太さんは「コロナ禍で来客が激減し、地元の祭りや法事もなくなり、何かしないと厳しい状況になった。非接触ビジネスとして自動販売機の設置を考え、いろいろ探す中で、ウルトララーメンのラーメンを購入して家族で試食した。おいしくて、これならいけると考え、設置を決めた」と振り返る。
現在までで1000食以上売れているという。大下さんは「一番売れているのは20時から23時ごろ。朝の7時前後もよく売れる。宣伝もしていないのに売れていて驚いている。9月には石山にもう1台設置することにした」と話す。
24時間稼働。9月7日までは全品600円で販売する。