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滋賀レイクス今季初の公開試合 日本人ビッグマン川真田選手が躍動

日本代表合宿に参加し、成長した姿をプレーで見せた川真田紘也選手

日本代表合宿に参加し、成長した姿をプレーで見せた川真田紘也選手

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスが9月10日、守山市民体育館(守山市三宅)で開催されたプレシーズンゲームでBリーグ2部の長崎ヴェルカと対戦した。

ダンクシュートを決める川真田選手

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 滋賀レイクスの今シーズン初の公開プレシーズンゲームは、開館45周年記念事業として、守山市民体育館で開催された。

 長崎のハードなディフェンスに対して滋賀は攻めあぐね、試合開始から2分以上無得点。0-6と先行される。滋賀の初得点は新加入のイヴァン・ブバ選手。柏倉哲平選手からのパスにゴール下に飛び込み、長崎のディフェンスに合うも、リバウンドを自ら拾って得点。試合開始5分には新加入の杉浦佑成選手があいさつ代わりの3ポイント(P)シュートを決め、8-8の同点に追い付く。

 8点リードされて迎えた2クオーター(Q)。滋賀はまたも長崎のディフェンスに攻めあぐね、3分間無得点。14-26とリードされた2Q残り7分2秒、ブバ選手がファウルを受けながらも得点し、バスケットカウントワンスロー。ブバ選手がフリースローを外し、リバウンドを取った長崎が攻め上がろうとするが、ハーフライン付近で野本大智選手がボールを奪い、速攻で得点を決める。そこから滋賀のペースとなる。残り5分56秒、日本人ビッグマン川真田紘也選手が出場すると、ブロック、リバウンドで活躍。残り4分12秒にはキーファー・ラベナ選手からのパスに飛び込み、ダンクシュートを決め、会場を沸かせる。残り3分9秒にも川真田選手がダンクシュートを狙うが、長崎のファウルを受け、フリースローを得る。フリースローを1本決め、28-27とこの試合初めてリードを奪う。

 2Qの後半5分間は、長崎の24秒バイオレーション(24秒以内にシュートを打たないと攻撃権が相手に移る)や5秒バイオレーション(スローインでボールを入れるまでに5秒以上かかると攻撃権が相手に移る)を誘うなど、ディフェンスでも高い集中力を見せた。

 33-32と1点リードで迎えた後半。森山修斗選手の3Pシュート、新加入テーブス海選手が相手ゴール付近でボールを持ち、そのままドリブルで駆け上がりレイアップシュートを決めるなど互角に戦うも、長崎のマット・ボンズ選手を止めることができず、点差を離される。合流して間もない外国籍選手の出場時間が限られ、日本人選手のみの「オンザコート・ゼロ」の時間帯もある中、テーブス選手、森山選手、川真田選手がそれぞれ7得点と日本人選手が活躍するも、73-91で敗戦した。

 ルイス・ギルヘッドコーチがスペイン代表活動で不在のため代行で指揮を執った保田尭之アシスタントコーチは「2Qの野本選手のディフェンスからハーフタイムまでの時間はレイクスがやりたいことができたが、できた時間は5分だけで、35分間できていなかった。今日はファンの皆さんに見せるべき自分たちのバスケットではなかった。それができるようにしていくのがプレシーズンの目的」と振り返った。

 5人が新加入した今季の滋賀について「このチームはプレーオフを戦うチーム。これまでの滋賀レイクスターズであっては駄目。そういうチームを作るまで選手とコーチングスタッフで戦っていく。人数合わせではなく、パワーアップするための補強もできた」と話した。

 11日に行われたB2アルティーリ千葉との対戦では78-59で勝利した。

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