Bリーグ1部の滋賀レイクスが9月24日、2022-23シーズン開幕前記者会見を立命館大学びわこ・くさつキャンパス(草津市野路東)で行った。
ユーロバスケット2022の優勝メダルを見せるルイス・ギルHC
ルイス・ギルヘッドコーチ(HC)と選手、チームスタッフ、釜渕俊彦社長兼ゼネラルマネジャーが出席した。滋賀レイクスは昨季から契約継続の柏倉哲平選手、キーファー・ラベナ選手、野本大智選手、星野京介選手、森山修斗選手、川真田紘也選手と、新加入のジェイコブ・ワイリー選手、ケルヴィン・マーティン選手、テーブス海選手、杉浦佑成選手、イヴァン・ブバ選手、狩野祐介選手の12人で今季を戦う。
ギルHCは「素晴らしい選手が来てくれた。昨季の滋賀は、今までで最も若いチームだったが、今季、経験のある選手をリクルートできた。代表活動での経験やインターナショナルな経験が、チャンピオンシップ(CS)を戦っていく上で役に立つ。経験と若さを融合してCSを争っていきたい。15年目を迎える今季、これまでの歴史の中で最も勝ち、このカンファレンス(西地区)を勝ち取ることにトライしたい。そのために全てのクオーター、全てのモーメントで100パーセント全てを出し切る。ハードワークと選手の質をもって最大限の結果を出したい。楽しいシーズンになる。美しいバスケットを見せることができる」と今季の抱負を述べた。
ギルHCはユーロバスケット2022で優勝したスペイン代表のアシスタントコーチ(AC)を務めていたため、23日に合流した。それまでHC代行として指揮を執った保田尭之ACは「どういう姿勢で戦うか、選手が早く理解してくれたおかげでギルHCとの練習もスムーズにできている。開幕までわずかな時間しかないが、本来あるべき姿にすぐにフィットする。開幕1戦目から自分たちの姿勢を見せられるので期待してもらいたい」と話した。
昨季、宇都宮ブレックスでチャンピオンシップ優勝を経験したテーブス選手は「プロ3年目となり、代表活動や宇都宮でいろいろ吸収することができた。ステップアップするためには、たくさん出せる環境にいたいという気持ちと、吸収したものをほかの若い選手にも共有できる環境で成長したいと思い滋賀に移籍した。CSでは、ベンチやコート上で接戦を勝ち切る経験をした。今季も接戦があると思うが、この若いチームを落ち着いたアプローチで引っ張ることができれば」と話した。
今季もチームキャプテンを務める柏倉選手は「激しいディフェンスから速い展開のバスケットが一番会場が盛り上がる。今季は誰が出ても激しいディフェンスからスピーディーな展開ができる。コートだけでなく、出ていない選手も一体となって戦う姿をブースターの皆さんに見てもらえると思う」と話した。