Bリーグ1部の滋賀レイクスが11月16日、ルイス・ギルヘッドコーチ(HC)の解任と、保田尭之アシスタントコーチがHCを務めることを発表した。
ギルHCはスペインやイギリスなどでHCを務め、2019-20シーズンからB3佐賀バルーナーズのHCを務めた。2021-22シーズンから滋賀レイクスのHCに就任した。スペイン代表のアシスタントコーチも兼任し、FIBAバスケットボールワールドカップ2023 ヨーロッパ地区予選のために10月28日から滋賀を離れていた。
滋賀の釜渕俊彦社長は「今季の目標であるクラブ初のチャンピオンシップ出場を成し遂げるべくチーム立て直しを図る過程において、チームフィロソフィー(=全員が共有する考え方)を実践する上で解消し得ない方向性の違いが生じたため、契約の解除を決断した」と話す。
保田ACはB2熊本ヴォルターズのHCとして2018-19 シーズンにB2西地区優勝、プレーオフ進出を果たした。2019-20シーズンから佐賀のACとなり、滋賀へはギルHCと共に移籍した。
保田ACは「レイクスを応援してくれる全ての方に試合観戦を通じてチームフィロソフィーを実感してもらえるチームづくりを目指す」と話した。
滋賀レイクスは開幕戦の10月1日・2日の群馬クレインサンダーズ戦に連敗し、10月8日・9日のホーム開幕の新潟アルビレックス戦に連勝。その後、広島ドラゴンフライズ、千葉ジェッツ、島根スサノオマジックに連敗し、9戦を終えて2勝7敗。
釜渕社長は「シーズンもまだ6分の5を残している。今季のチャンピオンシップ進出へ向け、力強い後押しをお願いしたい」と話す。