Bリーグ1部の滋賀レイクスが11月17日、ヘッドコーチ(HC)解任発表後初のメディア公開練習を行った。
ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で行われた練習では、HC代行に就任した保田尭之HC代行が指揮を執り、19日・20日の琉球ゴールデンキングス戦に向けてオフェンスとディフェンスのシステムの確認を行った。イヴァン・ブバ選手が負傷者リスト入りしている期間と、ジェイコブ・ワイリー選手に代わる選手と契約するまでの期間、短期契約でデイビッド・ドブラス選手、テレンス・キング選手がチームに加入している。練習中にドブラス選手から動きについて確認を求められた保田さんが指導する場面も見られた。
クラブとして目指す「強固なディフェンス」と「早い展開のバスケット」というスタイルは変更せず継続する。
現在滋賀は、9戦を終えて2勝7敗。保田さんは「厳しい状況だが、ここから上がっていくだけ。選手の特徴、強みとクラブとして目指すバスケットをどうミックスしていくかが鍵となる。選手と選手、コーチと選手とのコミュニケーションがうまく取れている。オフェンスのシステムをコーチが準備するが、これからのバスケットは、システムの中で選手が判断するバスケットになる。選手が楽しみながらもハードワークできるバスケットがブースター(=ファン)を魅了する。それができる選手たちだと思っている」と期待する。
キャプテンの柏倉哲平選手は「スタートダッシュで出遅れたが、自分たちがやりたいバスケットを体現できた試合もあるので、悲観することはないと思っている。新たな気持ちで、保田さん、ダビー(アシスタントコーチ)を中心にいい雰囲気で練習できている。結果で勝利を届けない限りはブースターに応援してもらえないと思うので、応援してもらえるチームになれるように頑張っていきたい」と話した。
ブースターに向けては、「さまざまな変化が起きて動揺しているかもしれないが、チームが一つにまとまってリスタートしていく。再開するシーズンに向けてしっかり準備しているので、会場で一緒に戦ってほしい」と呼びかけた。