館内を巡って琵琶湖に関するクイズを解く「謎解きクイズラリー」が12月1日、琵琶湖博物館(草津市下物町)で始まった。
正解者に進呈される「お魚ミニ便箋」には、ビワコオオナマズのイラストの横に「なー、まずメモを読んでね」など駄じゃれが書かれている。
「丸子船の中にいるドブネズミやクマネズミの毛を使って作られる筆の名前は」や「粟津貝塚から出土したことでも有名な琵琶湖固有種の貝の名前は」など、11問のクイズの答えをクロスワードに記入してキーワードを完成させるクイズラリー。
総合受付に解答用紙を提出すると、正解者には先着順にオリジナルグッズ「お魚ダジャレミニ便箋」を進呈する。便箋は4種類の淡水魚と駄じゃれが書かれている。
クイズは、琵琶湖博物館の学芸員と展示交流員が考えた。広報担当の福井ゆめさんは「展示をしっかり見ないと解けないクイズが多く、琵琶湖博物館に来て4年目の私でも分からないものがあった」と話す。
琵琶湖博物館には淡水魚を展示する水族展示室のほか、琵琶湖の歴史を展示するA展示室、琵琶湖と人の関わりの歴史を展示するB展示室、琵琶湖周辺にすむ生き物などについて展示するC展示室などがある。福井さんは「『琵琶博イコール魚』だけでない魅力を伝えられるように、魚以外のクイズを多く取り入れた」と話す。
「琵琶博の学芸員にしか作れないマニアックなクイズ。これが解けたら琵琶博マニア。新たな発見をしてもらえれば」と呼びかける。
開館時間は9時30分~17時。参加無料。入館料は大人=800円、高校生・大学生=450円、中学生以下無料。オリジナルグッズがなくなり次第終了。