JR瀬田駅が12月1日、Bリーグ1部の滋賀レイクスの看板や横断幕で装飾された。
エスカレーターの乗り口にも「レイクスブルー」と滋賀レイクスのエンブレム
滋賀レイクスは12月からホームアリーナを「ウカルちゃんアリーナ」(大津市におの浜)から「滋賀ダイハツアリーナ」(上田上中野町)に変更した。JR瀬田駅が新しいアリーナの最寄り駅であることと、大津市がホームタウンであることをアピールする目的で装飾を施した。
瀬田駅南口の壁面に、選手11人の写真をデザインした縦260センチ、横548センチの巨大看板を設置し、エスカレーターの柱を「レイクスカラー」の青色でラッピング。上りエスカレーター降り口右側の窓には滋賀レイクスの新しいエンブレムの青いSマークのカッティングシートを貼り付けた。駅前のバス停へ向かうアーケードには「OUR HOME TOWN OTSU CTIY」や滋賀レイクスのエンブレムのほか、試合観戦客を誘導する「滋賀ダイハツアリーナの最寄り駅です」「滋賀ダイハツアリーナ行きバス乗り場1へ」と書かれた横断幕を設置。ロータリー内の街頭にも滋賀レイクスの垂れ幕を設置し、瀬田駅前の17カ所を滋賀レイクス一色に染めた。
滋賀レイクス社長の釜渕俊彦さんは「今回設置した看板の選手の写真はプレー中の写真で、より躍動感のあるものになった。駅に色が増えて新鮮味があり、明るくなったと思う」と喜んだ。「アウェーの試合に行くと、駅がホームチームのカラーに装飾されていて圧倒されることがある。駅から試合は始まっているのだと実感した。瀬田の町全体でそんな雰囲気をつくり出したい」と意気込む。
滋賀レイクスはSDGsにも積極的に取り組んでいる。釜渕さんは「アリーナには駐車場もあるが、環境への取り組みとして車を使わず、公共交通機関を利用する人を増やしたいと考えている。電車で来ることが楽しいと思ってもらえたら」と話す。
「日常的に瀬田駅を利用する乗客には、ここがレイクスの駅だと知ってもらいたい。待ち合わせ場所が『レイクス前』になったらうれしい」とも。
滋賀ダイハツアリーナでの初試合は10日・11日のシーホース三河戦。試合開始時間は両日とも14時5分。11時から6分間隔で瀬田駅発の臨時バスを運行する。