びわこ成蹊スポーツ大学(大津市北比良)が12月1日、4年生の泉柊椰(とおや)選手のJ1ヴィッセル神戸加入内定記者会見を行った。
会見には泉選手、ヴィッセル神戸強化部スカウトの幸田将和さん、びわこ成蹊スポーツ大学サッカー部監督の望月聡さんと同大の卒業生で2007(平成19)年にヴィッセル神戸に入団した近藤岳登さんが出席した。
望月監督は泉選手について「ドリブル突破が武器。今後も厳しい環境でも伸びるために必要な『考える力・解決する力』を持っている」と話した。泉選手はヴィッセル神戸U-18に所属していたが、高校卒業時にトップチームへ入団することはかなわなかった。大学進学後も2021年、2022年のヴィッセル神戸の特別指定選手に認定されている。幸田さんは「大学に進学し、Jリーグで活躍できるレベルに成長してくれた。日本代表を目指して活躍してほしい」と期待する。
泉選手は「順風満帆なサッカーキャリアではなかった。今回、加入することができたが、これからもいくつもの壁に直面することになる。そのたびに、これまでの経験を生かして乗り越えたい。そしてヴィッセル神戸の勝利に貢献したい。来シーズンはチームに新しい風を吹かせて、ヴィッセル神戸の勝利を決定づけるような選手として活躍したい。ドリブラーとしてゴールやアシストでチームの勝利に貢献したい」と意気込む。
会見後には泉選手と近藤さん、2人をスカウトした幸田さんが対談。在学生からの質問に対して、近藤さんは「プロで活躍する選手と戦えるレベルを目指して、常に上を見ることで成長スピードが速くなる」とアドバイスした。