食べる 買う 学ぶ・知る

立命館大生が開発、滋賀土産「アドベリーヌ」 商品化から販路開拓まで

左から「ぎゅっと滋賀」代表の井村さん、デザイン担当の竹井さん、「アドベリーヌ」の名前を考えた池上さん

左から「ぎゅっと滋賀」代表の井村さん、デザイン担当の竹井さん、「アドベリーヌ」の名前を考えた池上さん

  • 92

  •  

 立命館大学びわこ・くさつキャンパス(草津市野路東)食マネジメント学部の学生団体「ぎゅっと滋賀」が開発したブーケ形京せんべい「アドベリーヌ」が12月7日から順次、滋賀県内で販売される。

立命館大の学生が開発した「アドベリーヌ」

[広告]

 「アドベリー」は、高島市安曇川の特産品アドベリー(ボイセンベリー)のパウダーを入れたアドベリー味とミルク味の2種類のクリームを京せんべいで包み、アーモンドとラズベリーをトッピングしたブーケ形の菓子。

 「ぎゅっと滋賀」は土産を通して滋賀の魅力を発信する学生団体で、2018(平成30)年に活動を始め、2020年にはほうじ茶ガトーショコラ「シガトー」を商品化して滋賀県内の平和堂などで販売した。

 現在は2年生6人、1年生20人で活動している。2021年12月に「第2回滋賀ぎゅっとおみやげコンテスト」を開催し、最優秀作品「アドベリーショコラ アドガトー」のアイデアを採用。滋賀県を中心にスーパーマーケットを運営する平和堂(彦根市)と食品卸売業の伊藤忠食品(大阪市)、和洋菓子メーカーの京寿楽庵(京都市)の協力を得て、商品開発をした。

 「ぎゅっと滋賀」代表の井村咲希さんは「アドベリーは1年で2週間しか収穫できず、日本で栽培しているのは安曇川のみの希少価値の高い果物で、アイデアをそのまま商品化することができなかった。アドベリーを使って商品を実現するにはどうしたらいいか企業と話し合い、試作を重ね、ブーケ形の京せんべいを採用した」と振り返る。

 「アドベリーヌ」の名前を考えた池上真央さんは「商品開発が夢なので、名前が採用されて商品化されることがうれしい。滋賀出身でアドベリーのことは知っていたので、より多くの人に知ってほしくて名前に入れた」と話す。

 パッケージデザインは竹井理乃さんを中心にデザイン班4人が担当。女の子が花束を持っているイラストや、琵琶湖、アドベリーなどをデザインした。箱の底にはアドベリーの秘密や高島市をイメージしたイラストを入れ「買った人にしか分からない特別感」を出したという。竹井さんは「皆からアイデアをもらって形にした。夏休み期間に、旅行先でも友達が寝てから1人でデザインをしていた」と振り返る。

 平和堂以外の販売店は学生が自らアポイントを取り、プレゼンをして販路を開拓した。井村さんは「授業で土産を販売したいと言っていた企業の社長に授業が終わってすぐに話をしに行き、販売が実現したこともあった。たくさんの大人に協力してもらってアドベリーヌが完成した。一つの商品を販売するまでにこれだけの人が関わっていることを知ったことが、これからの私の財産になると思う」と話す。

 竹井さんは「商品開発をしたいと思っていたが、高島市に訪問して市役所の人と話す中で、商品開発だけでなく、地方活性化にも興味が出てきた。いろいろなことを経験できた2年間だった」と笑顔を見せる。

 1箱8個入りで、価格は1,350円。平和堂各店、近鉄百貨店草津店、立命館大学びわこ・くさつキャンパス、草津あおばな館、おうみんち守山店、守山湯本水春ピエリ守山などで順次販売開始。なくなり次第終了。12月10日は近鉄百貨店草津店1階イベントスペースで、23日は三井アウトレットパーク滋賀竜王1階南モールガレリアで、学生が販売する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース