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大津で女性の命守るチャリティーラン 「楽しく走って海の向こうの女性支援」

ホワイトリボンラン2019の様子

ホワイトリボンラン2019の様子

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 世界の女性の命と健康を守るためのチャリティーランイベント「ホワイトリボンラン2023滋賀」が3月5日、大津湖岸なぎさ公園 市民プラザ(大津市由美浜)で開催される。

ホワイトリボンラン2023滋賀実行委員長の玉井さん

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 ホワイトリボンランは、3月8日国際女性デーの前後に世界各国で行われるチャリティーアクションで、「全ての女性が健康で自分らしく生きられる世界」を目指し、ホワイトリボンの支援の輪を広げることを目的に国際協力NGOジョイセフ(東京都)が2016(平成28)年に始めた。

 公式Tシャツを着て各拠点もしくはバーチャル(インターネット)でつながって走る。エントリー費の収益全額が寄付され、世界の女性の命と健康を守る活動に使われる。2023年は、ガーナのイースタン州の若者支援に寄付し、ガーナの女性のSRHR(性と生殖に関わる健康と権利)の啓発活動の強化を支援する。

 滋賀拠点実行委員長の玉井蘭香さんが「ホワイトリボンラン」を初開催したのは2019(平成31)年3月。玉井さんは「世界には妊娠・出産・中絶が原因で亡くなる女性が2分に1人いると聞いて、子どもに会えずに亡くなる人がたくさんいることを知り、涙が出た」という。「同じ人間として何かできないか」と考え、滋賀拠点を立ち上げた。2019年にはベビーカーに乗った0歳児から75歳までの男女185人が参加した。

 新型コロナウイルスの影響で3年間はバーチャルでの開催となったが、2023年はリアル開催をする。コースは市民プラザから近江大橋までの往復で、市民プラザにはキッチンカーなども出店する予定。

 玉井さんは「世界には若くして妊娠・出産することのリスクや出産に関する知識もないまま亡くなる人がいる。遠い国の出来事と思っている人たちにも自分事として知ってもらいたい。走って、健康で楽しい時間を過ごすことが海の向こうの支援につながる」と呼びかける。

 参加費は25歳以上=4,800円、中学生~24歳=3,000円、小学生以下=2,000円。エントリーは1月31日まで。

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