Bリーグ1部の滋賀レイクスが4月15日・16日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で琉球ゴールデンキングスと対戦した。
15日は試合時間残り3分に逆転するも、82-85で惜敗。16日は序盤、琉球の3P(ポイント)シュートが連続で決まり、リードを許す立ち上がりとなるも、全員で激しいディフェンスを続け、食い下がる。2クオーター(Q)4分19秒、野本大智選手がボールを奪いに行き、相手のターンオーバーを誘発し、直後のデクアン・ジョーンズ選手の3Pシュートで逆転。45-41と4点リードで前半を終える。
4Q序盤、テーブス海選手とキーファー・ラベナ選手の1対1からのオフェンスが機能し、流れをつかみ、73-61とリードするも、琉球の「スペインピック」(ダブルスクリーンでポップアウトした選手が3Pシュートを打つ)が機能し、連続で3Pシュートを決められる。一気に16点奪われて逆転され、滋賀は流れを取り戻すことができず、81-89で敗戦した。
テーブス選手は4Qの逆転された場面について「自分の3Pのシュート選択から流れが悪くなってしまった。琉球は強いチームなので、少しでも流れを渡してしまうと変わってしまうことがあると分かっていたが、相手に流れを渡してしまった。これから強いチームと戦うときは修正していかないといけない」と振り返った。
B1残留争いについては「僕は残留を信じているし、チームの皆も信じている。(3月25日の)サンロッカーズ渋谷戦の途中から、相手に流れが行っても自分たちのやるべきプレーが明確で、チームとしても自信を持てるようになった。その後連勝して、自分たちのアイデンティティーもより明確になっている。自信を失わずに最後までチーム一丸で戦っていきたい」と話した。
2連敗となったものの、ダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)は「戦術面では2日間、ゲームをコントロールできたので、その面ではポジティブにとらえている。(西地区2位の琉球に対して)これだけ競い合えたことを誇りに思って、残りのシーズンを戦っていきたい」と前向きに捉えた。
16日は3450人が来場し、滋賀のBリーグ開幕後のホームゲーム通算入場者数が40万人を突破した。ゴメスHCは「結果が全てだが、トップチームに対しての戦いぶりを誇りに思う。チームだけでなく、会場に来てサポートしてくれたファンも誇りに思う」と感謝した。