園児に花の植え方を教える「花育て教室」が5月18日、笠縫こども園(草津市上笠)で開催された。
指導員が園児に花の植え方を教え、5歳児22人がプランターに育苗ポットから出した苗を入れ、土をかぶせ、マリーゴールドを植えた。プランターは園庭に設置し、園児が毎日水やりをして育てる。
「花育て教室」は、2025年に滋賀県で開催される第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会(愛称=わたSHIGA輝く国スポ・障スポ)の競技会場や周辺施設に花を植え、選手や来場者を歓迎する「花いっぱい運動」の一環。5月から10月にかけて県内18の園でマリーゴールド、サルビア、ビオラを植える教室を開く。
滋賀県国スポ・障スポ大会局の國島聡史さんは「花いっぱい運動の前段階として、今年は園児に花育て教室を実施する。来年度は県内の学校や施設などで育てた滋賀県産の苗を、園だけでなく、小学校、中学校、シルバー人材センター、個人にも配る予定」と話す。
プランターには「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」のプレートを入れ、認知度の向上を目指す。國島さんは「現在の県民への国スポ・障スポの認知度は50%ほど。園に迎えに来た保護者に見てもらって認知度を上げたい。花を育てることで、競技者以外も国スポ・障スポに携わってもらえれば」と期待する。