守山市出身のジャズピアニスト加藤景子さんが5月21日、守山市ふるさと大使(もーりー守山ふるさと大使)に任命された。
21日に守山市民ホール(守山市三宅)で開催された「第12回ルシオール アート キッズ フェスティバル」の開演前に授与式が行われ、森中高史守山市長から加藤さんに任命証が渡された。「もーりー守山ふるさと大使」には元Jリーガーの村田和哉さんや直木賞作家の今村翔吾さんら、加藤さんを含め9人が任命されている。
加藤さんは石山高校音楽科でピアノを専攻し、国立音楽大学応用演奏学科を卒業。ソロピアニストとしての活動のほか、アーティストのサポートや作曲・編曲も手がける。2018(平成30)年に「びわ湖トラスト」が募集した「新しい琵琶湖の歌」コンテストの最優秀曲に、加藤さんが作曲した「びわ湖トワ」が選ばれた。
2017(平成29)年から市内で「音楽の扉」と題したシリーズコンサートを開催。今年2月から、立命館守山高校(三宅)で「びわ湖トワ」を吹奏楽用にアレンジする「吹奏楽でびわ湖トワ」プロジェクトを実施している。守山市企画政策課の担当者は「さまざまな音楽活動を通じ、文化振興に協力し、本市の魅力を全国に発信してもらいたい」と期待する。
加藤さんは2010年から2014年までニューヨークを拠点に活動していた。加藤さんは「ニューヨークから守山に戻ってきた時に、この町はこれから何かが起こるエネルギーがあると感じた。未来ある守山市のふるさと大使に任命してもらえてうれしい。ますます『守山推し』でいきたい」と喜んだ。
「今後も芸術方面で守山に貢献したい。もっと身近に誰でも生演奏に触れられる機会をつくりたい。意外な場所でのコンサートや、他の芸術とのコラボなどやってみたい。『この町は面白いことをしているな』と思われるようなことができたら」と意気込みを見せる。