梅雨空を色とりどりの傘が彩る「アンブレラ・パティオ」が現在、エイスクエア(草津市西渋川)で開催されている。
ポルトガルの夏のイベント「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」にヒントを得て、2018(平成30)年に同施設が始めた企画。アヤカ前広場、センターフードヴィレッジ遊歩道など施設内4カ所に約410本の色とりどりの傘を装飾した。
今年は「SDGsへの理解を深める」ことを目的に、SARA東館内の吹き抜けに傘を飾り、壁や階段にSDGs17の目標を掲示した。「五感で楽しむ、傘と花の共演」をテーマに、エントランスには花を植えたプランターを置き、北エリアとセンタービレッジには造花で飾ったベンチなどを設置。「写真映え」するスポットも用意した。
買い物途中に立ち寄った親子などが地面に映る色とりどりの傘の影と空中に浮かぶ傘を撮影する姿が見られた。草津市の男性は「時間帯によって建物の陰に隠れるので、いい時間を狙って撮影に来た。インスタグラムに投稿したい」と話した。
今年は初めて、施設内の飲食店6店がアンブレラ・パティオとの期間限定コラボメニューを提供する。コラボメニューは「アンブレラ クリームソーダ」「虹色クレープ」などで、傘の飾りを付けて提供。スイーツ・カフェ「パレット」の「夏のフルーツゼリーパフェ」は、オレンジゼリーやブドウ、ブルーベリーなどが入ったゼリーの上にソフトクリーム、オレンジコンポートなどをのせてカラフルに仕上げた。購入して傘の下で写真撮影する人もいるという。
ハッシュタグ「#アンブレラパティオ2023」を付けてアンブレラ・パティオを撮影した写真をインスタグラムに投稿した人に、抽選で食事券・買い物券を進呈するキャンペーンも行う。
エイスクエア販促イベント担当の小坂三佳さんは「晴れた日は色とりどりの傘の影が地面に映り、雨の日は水たまりに傘が映る。夜間はライトアップもするので、朝から夜まで楽しんでもらえれば」と呼びかける。
エイスクエアの営業時間は9時~22時(一部店舗は23時)。ライトアップは18時~23時。7月17日まで。