東光寺(守山市)で4月29日から、関西近郊を拠点にして活動するアーティストが行う参加型展覧会「守山野外美術展 お寺deアートin東光寺」が開催される。
同展は昨年4月に第1回が開催され、今年が2回目。「展示され、収蔵される美術ではなく、何よりもまず、アーティスト自身が感動し、表現を楽しめる風景を見つけていこう」(同実行委員会)をポリシーに集まったアーティストが、地域の自然や人とコミュニケーションをとりながら、東光寺の境内や隣接する古民家に作品を制作・展示したりするほか、パフォーマンスやワークショップを行う。
参加アーティストは絵画、彫刻、写真など国内外さまざまな分野で活動する総勢19人。同実行委員会の代表で、滋賀県在住のアーティスト川本哲慎(あきのり)さんがお堂の瓦屋根を使って、晴れた日に雨の日を再現するインスタレーション「お堂プラクティス」を行うなど、8日間で20作を超える作品・パフォーマンスの展示・実施を予定する。
川本さんは「地域の交流の場であり、また文化の発信源でもある寺は、さまざまな人が訪れる場所。展覧会を通して、参加アーティスト、地域の人、訪れた来場者、それぞれが互いに刺激を受け合うことで、良い相乗効果になれば」と話し、「前回の11人を越えるアーティストが集まり、さらにパワーアップした野外美術展で、寺の風景と作品とのシンフォニーをぜひ楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~18時(最終日は16時30分まで)。参加無料。5月6日まで。