Bリーグ2部の滋賀レイクスが7月19日、2023-24シーズン初練習を大津市内の練習場で行った。
13人の選手のうち、3人の外国籍選手とフィリピン代表に選出されているキーファー・ラベナ選手、日本代表に選出されている川真田紘也選手を除く8人が参加。全体練習に先立ち、8人は7月6日から15日まで、スペイン・マドリードのクラブチーム「セントロ バスケット マドリード」で個人練習を中心に行うトレーニングキャンプに参加した。
同キャンプについて、新加入で副キャプテンに就任した眞庭城聖選手は「寝食を共にし、長い時間過ごすことで選手同士が打ち解けた。自然とケアルームに皆が集まってきてコミュニケーションを取ることができて、チームビルディングにつながるキャンプだった。選手のキャラクターは1、2カ月かけても知ることが難しいが、海外でプライベートの時間も一緒に過ごすことで分かり合えるスピードが格段に違うと実感した」と振り返る。
19日の初練習では、北山修子ストレングス&コンディショニングコーチによるトレーニングの後、多治美篤アシスタントコーチの指導でディフェンス練習を行った。その後、ダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)の指示の下、パス回しやシュート練習を行った。体育館には選手の大きな声が響き、新加入で22歳の山崎凜選手が先輩に声をかけるなど選手間のコミュニケーションが取れている様子がうかがえた。
ゴメスHCは「初日はチームの基盤づくりに大事なことを伝えた。カテゴリーや相手チームにではなく、自分たちにフォーカスして勝ち癖を付けていく。やるべきことをやってB1に戻れるようにする」と話した。
3季目となるキャプテンに任命された柏倉哲平選手は「加入した時からキャプテンを任せてもらったが、チームとして結果を残せていないことが悔しい。別のチームに移籍してもずっと悔いが残ると思い滋賀に残ることを決めた。後押しをしてくれたブースターの皆さんをB1の舞台に戻したい」と話した。
滋賀レイクスは最短でのB1復帰と勝率8割、B2プレーオフ優勝を目標に掲げている。柏倉選手は「簡単なことではないが、チーム一丸となって最後まで戦い抜く。B2はレベルも高く、生半可な気持ちでは達成できない。周りとコミュニケーションを取って鼓舞していきたい」と意気込みを見せる。
B2リーグは10月5日に開幕。滋賀の初戦はアウェーで、10月7日・8日の熊本ヴォルターズ戦。ホーム開幕戦は10月14日・15日に滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で開催されるライジングゼファー福岡戦。