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草津に八百屋カフェ 直送地場野菜と酵素玄米の定食など「信楽の情報発信も」

発芽玄米、野菜の春巻き、ケールとトマトの蒸し鶏サラダ、みそ汁などがセットになった「銀草のごはん」

発芽玄米、野菜の春巻き、ケールとトマトの蒸し鶏サラダ、みそ汁などがセットになった「銀草のごはん」

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 八百屋カフェ「yaoya(やおや)銀草(ぎんそう)」が6月28日、草津市追分南にオープンした。

「yaoya銀草」のスタッフ

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 半年かけてスタッフと共に手作業でリフォームした店内で、信楽町や愛荘町、三重県伊賀市などから直送された野菜を使ったランチを提供。野菜は直売も行う。現在は店頭にトマトやオクラなどと共に白ナスや黄色いピーマンなど珍しい野菜が並ぶ。信楽の食器も販売する。

 毎朝店内で昆布やカツオからだしを引き、釜でご飯を炊いている。玄米を発芽させ、小豆と共に炊いてから寝かせる酵素玄米のご飯、春巻きもしくは唐揚げ、みそ汁、ケールと干しトマトのサラダ、冷製茶わん蒸しなどの「銀草のごはん」と、「銀草のカレー」「銀草の麺」を提供している。メニューは季節によって変える予定。

 店主の能登正太郎さんは小学3年から中学2年まで信楽で過ごした。信楽の陶芸の森内で「山とおむすび 銀月舎」を運営するほか、国道307号沿いでは「釜炊近江米 銀俵」も運営。「釜炊近江米 銀俵」は、休みもなく働いていた時に体調を崩し、「食べることは生きること」だと実感し、2016(平成28)年にオープンした。「日常のご飯でごちそうを」をコンセプトに釜炊きのご飯とみそ汁を中心としたメニューを提供している。

 両店の姉妹店になるyaoya銀草を草津市に出店した理由について、能登さんは「草津と信楽は車で20分ほどの距離で、信楽に住んでいる人にとって草津は生活圏内。それなのに草津の人は信楽をとても遠い場所と思っている。住宅街で大学も近くにある草津に出店することで、信楽のアンテナショップ的な役割を果たしたい」と話す。「銀俵では白米を前面に出しているので、野菜についてはあまり伝えてこなかったが、作り手(農家)と使い手(消費者)を取り持つ伝え手になりたいと、銀草では野菜や調味料など食材へのこだわりを伝えている」とも。

 店名に「yaoya」と付けたのは、「昔ながらの八百屋がなくなり、丁寧に土作りをして野菜を栽培している農家の熱い思いが伝わらなくなった。種から野菜、野菜で作る料理まで提供できるyaoyaを目指したいから」と話す。店先には野菜くずをコンポストで肥料にしてプランターで野菜や果実を育てる「完全オーガニックの畑」を作ったという。

 「有機野菜を販売しているが、有機的とは、本来、皆がつながっているということ。飲食業と農業がつながったらもっといい物が作れると思う。草津には学生も多く、飲食店、学生、農家、建築、福祉など皆が同じ思いでつながれるといい空間になる」と能登さん。「信楽は昔ながらの地域コミュニティーが残っている場所。陶芸の町であるのは知られているが、寒暖差が大きく、米も野菜もおいしい地域。滋賀の中でも独特の文化を持っているエリアだと思う。草津が重要なハブになり、信楽のファンが増えたらうれしい」と期待を寄せる。

 営業時間は、ランチ=11時~15時、カフェ=15時~16時(ラストオーダー)。8月末からディナー営業を開始する予定。

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