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大津市で電子割引券「おおつ割」 小売・サービス業支援、市内800店舗で

「おおつ割」をアピールする門坂さん

「おおつ割」をアピールする門坂さん

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 大津市内の店で使えるLINE電子割引券「おおつ割」の運用が9月25日、始まった。

ホームページでは「おおつ割」利用方法の動画を見ることができる

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 スマートフォンアプリ「LINE」を利用した電子割引券で、利用者は「おおつ割」公式アカウントを友だち登録し、専用ページに入り利用登録を行う。各タームの第1月曜に電子割引券を事前に取得し、対象店舗で「加盟店QRコード」を読み取り、割引券を利用する。

 9月25日から10月8日までを第1ターム、10月9日から10月22日までを第2ターム、10月23日から11月5日までを第3タームとする。総事業費は4億5,000万円で、予算が余った場合は11月6日から第4タームを実施する予定。

 割引券の取得、利用は各ターム1回のみ。割引額は、利用額1,000円~1,999円=300円、2,000円~2,999円=600円、3,000円~3,999円=900円、4,000円以上=1,200円。

 対象は大津市内の小売業、飲食店を除くサービス業の店舗を運営する中小企業・小規模企業で、書店、パン店、ガソリンスタンド、美容院、滋賀レイクス試合会場のグッズ売り場など約800店。対象店舗は「おおつ割」ウェブサイトで検索できる。大津市外在住でも利用でき、現在のLINE登録者数は12万人を超えている。

 大津市商工労働政策課の門坂夢人さんは「新型コロナウイルスが5類に移行したことにより、飲食業は業績が回復しつつあるが、小売業、サービス業は回復に至っていないという国の統計もあり、中小企業と小規模企業の支援のために始めた。価格帯を下げて日常の買い物で使えるようにした。物価高が続き、買い控えをしている人の消費を促すことができれば」と期待する。

 「おおつ割で、お得に買い物ができるので、市内の中小規模の店舗を応援するために使ってほしい。週末に利用が集中すると予想される。レジが混雑するのを避けるために、事前に登録して割引券を取得してから利用してもらえれば」と呼びかける。

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