琵琶湖岸で行われる音楽イベント「イナズマロックフェス」ロゴをデザインしたマンホールふたが10月6日、烏丸半島周辺の4カ所に設置された。
イナズマロックフェス会場内にデザインマンホールふたを設置した
2009(平成21)年から始まったイナズマロックフェスのロゴをデザインしたマンホールふたで、デザインは4カ所それぞれで異なる4種類。開催年別に、その年のフェス入り口ゲートの柄を背景に、その年のロゴをデザインしている。
同フェスにちなむマンホールふたが設置されるのは初めて。草津市役所の若手職員が部局を超えて集まった「健幸都市づくり推進チーム」が昨年から計画を進めてきた。10月7日から3日間にわたる今年の開催に合わせ、開幕前日の10月6日に設置した。
開催年別のふた4種類と設置場所は、2009年=烏丸半島芝生広場(同フェス会場)入り口、2010(平成22)年=琵琶湖博物館別館南側歩道、2011(平成23)年=水生植物公園みずの森入り口近くの歩道、2012(平成24)年=「道の駅くさつグリーンプラザからすま」。4カ所をスマートフォンを使ったスタンプラリーなどで健康を推進するアプリ「BIWA-TEKU(ビワテク)」のスタンプラリーコースにすることで、ふたを巡ってのウオーキングも促す。
草津市下水道施設課の渡邉駿さんは「マンホールを目当てに歩いて健康になってもらいたい。来年以降には、2013年以降のロゴデザインのマンホールふたも設置したい」と話す。
同じく下水道施設課の三田村純さんは「下水道は目立たないが、皆さんの生活を支えている。このマンホールふた設置をきっかけに、下水道に関心を持ってもらえれば」と期待を寄せる。
神奈川県から来た男性は「西川貴教さんのファンで、イナズマロックのために前乗りして1日早く滋賀に来た。SNSで知ってマンホールを探して歩き回っている。デザインマンホールはほかでも見たことがあるが、設置したばかりのふたを見るのはなかなかない機会」と喜んでいた。