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滋賀レイクス、ダブルオーバータイムの奮闘もA千葉に惜敗

12得点4リバウンド2スティール2ブロックの活躍を見せた湧川颯斗選手

12得点4リバウンド2スティール2ブロックの活躍を見せた湧川颯斗選手

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 Bリーグ2部の滋賀レイクスが10月28日・29日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)でアルティーリ千葉(以下、A千葉)と対戦した。

キャリアハイとなる7本の3Pシュートを決め、30得点のライアン・クリーナー選手

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 滋賀は平均得点がチームトップのブロック・モータム選手がけがで欠場。28日はA千葉に高確率で3ポイント(P)シュートを決められ、前半36-52と大きく離される。3クオーター(Q)、A千葉の得点を11点に抑え、点差を詰めるも序盤の点差が響き、77-86で敗戦。

 29日はライアン・クリーナー選手、ジャスティン・バーレル選手が1Qからファウルトラブル(Q数よりファウルの数が上回ること)になり、出場時間が限られてしまう苦しい立ち上がり。湧川颯斗選手や森山修斗選手の得点で追いすがるも、32-46とリードされて前半を終える。

 後半は、高い位置からのディフェンスでA千葉の攻撃を遅らせて24秒のショットクロック終了間際にタフショットを打たせる場面や、ディフェンスからボールを奪い、速攻から得点する場面が見え、徐々に点差を詰める。4Q残り3分31秒、クリーナー選手の得点で同点に追い付くと、3429人が来場した会場が盛り上がりを見せた。残り1分11秒、A千葉に得点され3点差となるも、残り28秒、湧川選手が3Pシュートを決め切り、71-71の同点で延長戦へ。

 オーバータイム1でもクリーナー選手と湧川選手が3Pシュートを決め、キーファー・ラベナ選手の得点で残り時間1分29秒で81-76と6点リード。さらに、A千葉の攻撃時に湧川選手がボールを奪い、速攻でシュートに行く。このまま勝利をつかめるかと会場全体が盛り上がったが、A千葉の選手にブロックされ、リバウンドを拾われ、3Pシュートを決められてしまう。2点リードの残り37秒。ラベナ選手がボール奪い、田原隆徳選手が3Pシュートを打つも外れ、残り0.6秒、A千葉に81-81の同点に追い付かれてしまう。

 オーバータイム2では累積されたファウル数が響き、森山選手、バーレル選手、クリーナー選手が5ファウルで退場。残り10秒、88-94とリードされる中、野本大智選手がフリースローを獲得。1本目を決め、2本目をわざと外し、リバウンドを拾った山崎凜選手がシュートを決め3点差まで迫るも、91-96で惜敗した。

 ダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)は「自分たちは若いチームだが、ウイニングチームになっていくためには、試合の勝ち方を今日の試合で学ばないといけない。(オーバータイム1の)6点リードで自分たちが勝てる試合展開で、どのようにゲームをコントロールするのか。そこで焦って打ったシュートが落ちてしまった。疲れている時こそ、どれだけ相手よりエフォート(尽力)を出せるかどうかが大事。ボックスアウトができず、相手にボールが何度も転がってしまった。勝ち方を分かっていない若いチームであるところが大きく現れてしまった」と振り返った。

 Bリーグでのキャリアハイとなる7本の3Pシュートを決めたクリーナー選手は「モータム選手が不在の中で、ゴメスHCからどんどん3Pシュートを打っていけという声をかけられていた。自分として気持ちよく打てた。チームメートも信頼してくれて、自分も自信を持って打てていたことが大きかった。今日はチームを助けたいと思ってプレーしたが、こういった形で数字に現れたことがうれしい」と話した。

 オーバータイムに持ち込む3Pシュートを決めた湧川選手は「勝負所というか、勝つか負けるかというところで試合に出ていることが、一つ自分としても成長だと思うが、オーバータイム1を勝ち切るというところで、自分の判断ミスで攻撃に行ってしまったのが勝敗を分けたと個人的には思う。自分があそこでコントロールしていれば勝てたので、そこは悔しい。これを学びにして、残り50試合をやっていかないといけない」と悔しさを見せた。

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