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滋賀レイクス、バンビシャス奈良に2連勝 ディフェンスから流れつかむ

日々成長を見せる19歳の湧川颯斗選手

日々成長を見せる19歳の湧川颯斗選手

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 Bリーグ2部の滋賀レイクスが3月30日・31日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)でバンビシャス奈良と対戦し、2連勝した。

得点が入らない重い展開の1Q、途中出場した柏倉哲平選手は「コミュニケーションを取ることを意識した」と振り返る

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 30日は前節にテクニカルファウルを2度宣告されて退場となったジャスティン・バーレル選手が出場停止となるも、ブロック・モータム選手が23得点9リバウンド、4アシストの活躍でチームをけん引。78-70で勝利した。

 31日は1クオーター(Q)、10分間で滋賀のシュートが2本しか決まらない重い展開。ペイントエリアへの侵入から外側へパスをするなど、チームでボールを回すことを意識すると得点が伸び始める。31-33と2点リードされて始まった3Q、モータム選手、ライアン・クリーナー選手に加えて身長204センチの川真田紘也選手が入り、3人が2メートルを超えるビッグラインアップをそろえた滋賀はディフェンスからリズムをつかむ。3Qに3分間で13-0のランを見せ、リードを奪う。

 滋賀のダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)は「ビッグラインアップで強いディフェンスから相手のファウルを誘い、ファウルがたまっている状態から(ビッグマンを2人にして)ツービッグの速いペースにできたことによって、自分たちの流れが来た。全体的にディフェンスが良く、そこから走ることができた」と振り返る。

 4Q、奈良が3ポイントシュートなどで粘りを見せるも、滋賀が3800人を超える観客の大声援を受けてディフェンスの強度を緩めず、81-67で勝利。B2西地区優勝マジックを3とした。次節で西地区2位のライジングゼファー福岡に2勝すればB2西地区優勝が決定する。

 滋賀は3月19日から31日までの13日間で7試合という過密スケジュールの中、5勝した。ゴメスHCは「最も重要なのはタフなスケジュールの中でけがをしないことだった。コーチだけでなく、アスレチックトレーナーなどと協力しながら負荷をコントロールできた。スタッフみんなのおかげ」と感謝した。

 31日の勝利でB1昇格を争うB2プレーオフのクオーターファイナルのホーム開催が決定した。キャプテンの柏倉哲平選手は「自分たちにとってはすごいアドバンテージになると思う。相手からするとすごく嫌な空間で、自分たちは後押ししてもらった中で戦える。声援を力に変えて最大限パフォーマンスしたい」と意気込みを見せた。

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