滋賀レイクスの原毅人社長と選手が5月27日、滋賀県庁(大津市京町4)を表敬訪問し、B2リーグ優勝とB1リーグ昇格を報告した。
三日月知事と滋賀レイクスの森山選手、川真田選手、野本選手、原社長
約100人のファンが待ち構える中、滋賀県庁を訪れた野本大智選手、川真田紘也選手、森山修斗(なおと)選手はファンに感謝を述べ、サイン入りボールとサイン色紙、ポスターを手渡した。玄関から3階知事応接室までの階段と廊下には約200人の県職員が花道を作り、B2優勝を祝った。選手を出迎えたファンの女性は「15年間応援している中で一番うれしいシーズンだった」と喜んだ。
原社長が三日月大造知事にB2優勝とB1昇格を報告すると、三日月知事は「簡単なことではなかったと思う」とねぎらいの言葉を述べた。B2プレーオフにも足を運んだ三日月知事は「シュートがよく決まって野本デーみたいな日があった。フリースローの時に(ファンが掲げた)顔写真の圧がすごかった」と振り返った。
川真田選手は「チーム一丸となって最高の形で終わることができて良かった」と笑顔を見せた。森山選手は「皆さんが諦めずに応援してくれたからB1昇格、B2優勝につながった。ファンの皆さんに感謝したい」と話した。
野本選手は「セレモニーにたくさんの人が来てくれて、優勝したことを実感した。昨シーズンはここに降格の報告に来たが、今年は昇格したことを報告できてうれしく思う」と喜んだ。目標を達成できたことついては「一番はチーム力。結束力が強かったからこういう結果になった。誰かがけがをした時はほかの人がステップアップして活躍し、苦しい状況の時は腹を割って話すミーティングがあった。全員が共通意識を持って最後までやり切れたことが要因」と話した。
滋賀県草津市出身の森山選手は「去年降格して、ブースター(ファン)も苦しい思いをしたと思うが、昇格できてほっとしている。滋賀県民としても、プレーヤーとしてもうれしい」と話した。
原社長は「B1復帰して終わりではなく、元いたステージに戻ることができたので、来シーズンも含めた中長期的な目標設定をして、新GMの眞庭城聖と新しいヘッドコーチと、リーダーシップを持って進んでいきたい」と意気込みを見せた。