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滋賀レイクス「レイクスチアリーダーズ」Bリーグベストパフォーマンス賞

Bリーグ2023-24シーズンのベストパフォーマンス賞を受賞したレイクスチアリーダーズ©B.LEAGUE

Bリーグ2023-24シーズンのベストパフォーマンス賞を受賞したレイクスチアリーダーズ©B.LEAGUE

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 滋賀レイクスのレイクスチアリーダーズがBリーグ2023-24シーズンのベストパフォーマンス賞に選ばれ、5月31日に行われた年間表彰式「B.LEAGUE AWARD SHOW2023-24」で表彰された。

Bリーグアワードショーでスピーチするレイクスチアリーダーズキャプテンのミズキさん©B.LEAGUE

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 ベストパフォーマンス賞はB1、B2全38クラブのチアリーダーやスタッフなどエンターテインメント担当部署が自クラブ以外のチアリーダーに投票して得票数が最も高いチアリーダーに贈られる賞で、B2クラブのチアリーダーが受賞したのは初めて。

 2008(平成20)年からレイクスチアリーダーズのディレクターを務める川中尚子さんは受賞を知った時のことを「外にいる時にエンタメ部から電話がかかって来て、この時期に電話が来るということは『もしかして』と出る前から半分くらいは期待していた。周りに人がいたが、思わず『やった』と声を出してしまった」と振り返る。

 レイクスチアリーダーズのメンバーには翌日のチームの納会の時に伝えたという。川中さんは「メンバーたちは喜んで号泣している人や、感極まって動けなくなる人もいた」と振り返る。

 今シーズン、滋賀はB2に降格した。シーズン前に川中さんはレイクスチアリーダーズのメンバーに対して「思っていた状況ではない、負けてつらいといったマイナスのマインドに心を持っていかれるのではなく、自分たちは正しい目標を持ってやっていこう」と伝えた。川中さんは「ずっとB1にいて、B1のブースターやチアの関係者にも認知されていて、B2の人にもこういうチームがあるのだと知ってもらえることを強みに感じて、Bリーグで一番知られているクラブになろうとメンバーに話した。B2で受賞することでみんなに夢を与えたいと思っていた」と話す。

 滋賀は今シーズン、1試合平均観客動員数が3000人を超え、B2降格後に観客動員数を増やした初めてのチームとなった。川中さんは「本当にありがたいこと。チアのメンバーもリアクションが返ってくるので応援が楽しいと思ってくれたのではないか。一緒に応援を頑張る人がそばにいると感じたと思う」と感謝する。

 今シーズン、レイクスチアリーダーズはB1昇格を目指すチームを後押しするために「もっと上に行く」ことをパフォーマンスと曲の構成で表現したという。川中さんは「総合演出担当者と話し合って、試合前に一度気持ちを静めてから上がっていくように、演出に緩急を付けた」と話す。「観客はバスケットボールを見に来るが、そこにプラスアルファの価値を付けることがチアの役割。『今日ここに来てより元気になった』『明日から頑張ろう』と思ってもらえる存在になりたい。観客の時間の価値を上げることを意識するようにメンバーには伝えている」とも。

 滋賀はクラブ創立時から、ハリセンなどの鳴り物を使わずに声だけの応援にこだわってきたが、新型コロナウイルスの影響で「声出し応援禁止」の時期があった。川中さんは「鳴り物を取り入れようという声もあったが、それでは、今までの方向性が全て変わってしまう。レイクスのスタイルが変わらない方法で頑張りたいと思ってタオルを振るパフォーマンスなどを取り入れた」と振り返る。昨シーズンの途中から声出し応援が解禁となった。川中さんは「チアも久しぶりで声が出なくて、声出しの練習から始めた。レイクスブースター(ファン)が培ってきた声の応援は、アウェーの試合の時に強いと感じた」と話す。

 川中さんは「B1に昇格して、『滋賀の応援いいよね』『レイクスチアいいよね』と再確認してもらえるように、一度B1から離れていたからこそ、もう一度インパクトを与えられるようにしたい」と意気込む。

 2024-25シーズンのレイクスチアリーダーズオーディションは6月23日に行われ、トレーニング期間を経て正式メンバーが決定する。

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