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大津の寿長生の郷で梅狩りイベント 梅あんパンや梅和菓子なども

大粒の梅の実を収穫する子ども

大粒の梅の実を収穫する子ども

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 梅の収穫イベント「梅狩り」が現在、叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)寿長生(すない)の郷(さと・大津市大石龍門)で開催されている。

収穫した梅の重さを量る参加者

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 叶 匠壽庵は1958(昭和33)年創業の和菓子店。1985(昭和60)年、6万3000坪の山に菓子工場、農園、レストラン、売店がある「寿長生の郷」をオープンした。城州白(じょうしゅうはく)、露茜(つゆあかね)、紅千鳥など9品種の梅の木を約700本植え、和菓子の材料にしている。

 城州白は、ほぼ京都府城陽市の青谷地域のみで栽培されている品種で、大粒で果肉が厚く、桃のような芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴。砂糖の浸透率が高く、梅酒や梅ジュースに適しているといい、梅干しや梅ジャムなどにも加工できる。毎年、梅の収穫の時期に「城州白」を収穫できるイベントを開いている。

 今年は暖冬の影響で梅の花が早く咲いたが、めしべの発育が悪い不完全花が出たことや、開花後の寒波により里山に生息するミツバチの活動開始時期が遅くなり、受粉が進まず、梅の実の数が少なくなった。今年の収穫量は、昨年の11トンから減少し、10トンと予想される。

 親子で来園し、父親の肩車で子どもが梅の実を収穫する姿も見られた。草津市から来園した女性は「梅酒用に大きめの梅を1袋と、梅干し用に小さめの梅を1袋収穫する。昨年初めて参加して、梅がおいしかったので今年も収穫に来た。梅みそや梅酒の梅でデザートなども作りたい」と話す。

 7月7日まで寿長生の郷内のレストランや売店で城州白梅ソフトクリームや城州白梅のかき氷、梅あんパン、梅ジェラート、錦玉羹(きんぎょくかん)に城州白の果肉を入れた「梅一滴(うめしずく)」など梅を使った商品を提供する。

 開催時間は10時30分~16時(最終受け付けは15時15分)。水曜定休。料金は1袋1,850円。7月7日までを予定しているが、収穫状況により早期に終了の可能性あり。

6月24日追記 予定収穫量に達したため、梅狩りは6月23日で終了しました。

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